Instagram、Googleマップ、食べログ……飲食店を探すときに便利な“地図機能”はどれ?
Instagramの地図機能は「共感」がキーワード
これら2つの先行サービスと比較した場合のInstagramの地図機能の優位性は、SNSならではの「投稿者の価値観や世界観の共有」にあるだろう。
Googleマップや食べログにも口コミの投稿者をフォローできるSNS的な機能は用意されているが、投稿内容はあくまでも特定のスポットや店舗に対するものとなる。
一方でInstagramの場合、多くのユーザーが日常の一コマとして飲食店の写真や感想を投稿しているため、投稿者の人となりや価値観、世界観といったものを垣間見ることができる。つまり、「共感できる投稿者」を見つけやすいということだ。
自分と価値観の合いそうなユーザーが高く評価している店を選びたい、インテリアなどの好みや、日頃のライフスタイルが近い人のレビューを参考にしたいという人には最適なツールになるのではないだろうか。
利用シーンにあわせて使い分けるのがベスト
もちろん、Googleマップや食べログもそれぞれの強みを持っているので、どれか1つのアプリを毎回使うのではなく、状況にあわせてそれぞれを使い分けるのが賢明といえそうだ。
具体的な利用シーンとしては、目的の店までのルートを確認しやすいGoogleマップは、忙しいときのランチなどの効率を優先したいとき、条件を細かく指定できる食べログは、仕事関係などの少し気を使う相手が同行する食事で、失敗なく店選びをしたいときに適しているだろう。
そして、投稿者の持つ世界観まで知ることができるInstagramの地図機能は、とくに急ぐわけではない休日の食事場所を、探すプロセスも含めて楽しみたいときにちょうどいい手段となりそうだ。
■酒井麻里子
ITライター。スマホ、PC、ガジェットなどの製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事を執筆。Twitterでは、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信
<Source>
https://about.fb.com/ja/news/2021/06/mapsinjapan/