一方、ジップライン組も目的地に到着し、いくつもの山の間を突き抜ける空中散歩に繰り出す。これまでの『今日好き』に登場したパラグライダーなどとはまた異なる独特のドキドキ感を楽しめたようだが、ペアとなった2名は別々の離れたレールを走行するだけに、気づけば2人の間に距離が生まれる場面も。たかやは、少し距離の空いたあやねに向けて「めっちゃ好き！」と何度も叫んでいたが、その声はほとんど届かず。ただ、彼であればそう時間も掛からぬうちに、あやねを目の前にしてその言葉を伝えてしまいそうだが……。

　ジップライン終了後、4名が休憩を挟んでいると、キサラは何の気なしに、たかやとあやねに第一印象で気になった相手を尋ねる。するとここから、歴代の『今日好き』でも前代未聞な展開が。なんと、キサラの素朴な疑問から、あやねがたかやのほか、てるひさも気になっていることを明かし、そのまま彼と2ショットに。これにはたかやも“え？”と視線が泳ぎっぱなしだ。通常であれば、男女とも誘った相手同士のダブルデートのような形で仲を深めるグループ別行動。あまりの急展開に残された2人は苦笑いを共有するしかない。

　さて、実は初日のランチの際、誰よりも先にてるひさを隣の席に誘っていたあやね。当時こそ、彼の凛々しいビジュアルに惹かれ、今もその存在が気になっていたようだ。だが、ここで物々しい表情の刺客が早くも登場。「ごめん、さっきバイバイしたけど、やっぱりあやねちゃんと喋りたい」と、まだ2人がほとんど会話をしていないにも関わらず、たかやが早々に彼女を取り戻しにきたのだ。これには、あやねはわずかに困り顔に。てるひさは、あやねからの誘いとたかやの登場という、どちらも“急すぎる”ダブルパンチに見舞われ、キョトンという表情をするのも無理ないだろう。

　そんなたかやの強い想いは、おそらく功を奏したのだろう。あやねはこの後、たかやへの想いが最も強いと発言。対して、ジップラインでの聞こえずに終わった告白をやや反省するたかやは、「ちょっとまだアピールが足りないかな」と前フリ。「めっちゃ好き」と叫んでいたことを率直に明かすと、てるひさとあやねが2ショットをしたあの短時間が永遠に感じられるほど、彼女を好きで好きで仕方がないことを伝えた。最後にはおみくじでこの2ショットを締めくくった彼ら。あやねは「吉」、たかやは「大吉」を引き当てた上、たかやのおみくじには「待ち人来たる」のうれしい言葉も。この占いは果たして当たるのかーー。

　意図せず最大の被害者となり、“そして誰もいなくなった”状態なのがキサラ。てるひさが彼女のもとにようやく到着すると、どうやら一時的に離れ離れになったことで、お互いの心に火がついた様子。てるひさはその想いの証として、自身のネックレスを、明日の告白までキサラの首元に託し、さらにはお互いに恋愛初心者なことから、人生初の手繋ぎをするという何とも胸キュンなワンシーンさえ目撃できた。これまでの『今日好き』にないイレギュラーな形となったが、最後には落ち着くところに落ち着いたグループ別行動。ただ、告白前夜の模様を捉えた第4話は、またしても波乱の急展開が待ち受けているようだ。

■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter：@kota_ichijo

■番組概要
『今日、好きになりました。霞草編』
配信日時：毎週月曜夜10時～
配信チャンネル：ABEMA SPECIALチャンネル
配信URL：https://abema.tv/video/title/90-1524

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