2021.06.20 07:00

『ドラ恋～KISS or kiss～』8話ーー「同棲ハウス」でより親密な関係に……想いが交錯する三角関係がさらにヒートアップ

文＝佳香（かこ）

　意外だったのはケイスケの涙。自分1人だけ主役を獲れていないことに精神的に追い込まれているようだ。澤田（育子）先生より今回の同棲ハウス行きについても「まだ主演を獲っていないペア」という発表があり、ケイスケ×りおんペアが入居することになる。「どうしてもオーディションに勝ちたいから」と言ってケイスケはサラリーマン役に合わせて黒染めをしたいと言い出す。服を汚しながらケイスケの黒染めを手伝うりおん。2人の絆が芽生えた瞬間だったように思う。また、元々『ドラ恋』自体の最終オーディションのために金髪に染めたというケイスケだけに、今回のオーディションに懸ける本気度が伝わってくる。（参照：https://realsound.jp/tech/2021/04/post-748308.html）

　同棲ハウスの夜、ケイスケがりおんに掛けた言葉がまた優しい。「俺がもし背中を向けて寝てたとしても何も意味はないから。何も深い意味はないから気にしないで」と伝えるが、つくづくりおんは彼のこういうところが好きになったんだろうなと思う。

　一方、アユリはケイスケのためにプリンを作りメッセージカードを添えて気が気じゃない時間を過ごす。寝る前に送ったアユリからのメッセージ「ケイスケに主演をとってほしい気持ちはすごくあるけど、ケイスケのキスシーンは見たくないから私も本気で頑張るよ！」に、ケイスケは返信をしなかった。ソファーでスマホ片手に眠りにつくアユリが本当に恋する女子そのものだ。

　次週、色んな人の気持ちをのせて迎えるオーディション当日。ドラ恋史上最も激しいベットシーンを演じることになるのはどのペアなのか。

　さらに今回の台本の見どころは、女性側の台詞で「××」と別の男性の名前を当てはめる箇所があることだ。それぞれに終わった恋の相手や、想いを寄せられている別の男子メンバーの名前を入れて演じるようだが、またこれが全員の恋心を刺激し、焚きつけることになりそうだ。