英国に『マリオ』の土管風植木鉢が出現も、住民からは不評……
英国の町・ウォールソールに、『スーパーマリオブラザーズ』の土管のような巨大植木鉢が出現した。町は活性化を促すためとしているが、住民からは不評の声が寄せられている。
ウォールソール議会の副リーダー、エイドリアン・アンドリュー氏によると、巨大植木鉢は、国による町の活性化プロジェクトから得た資金を使って設置されたという。しかし現在町は、2900万ポンド(約44億6,600万円)の予算を削減しようとしている段階であり、これを無駄遣いだと感じる住民も多いようだ。
英国のタブロイド紙『Birmingham Mail』の取材に応じた女性は、「『マリオ』のワープパイプ(土管)みたい。灰色のコンクリートとガラガラの店が背景じゃ、ただひどいだけ」と語った。
スーパーで働く女性は、「みんな(植木鉢を)“マリオパイプ”と呼んでいて、それは少しだけおもしろい」としながらも、「活気に満ちたモダンな町には良いかもしれないが、ウォールソールのような老朽化した町では悪目立ちするだけ」と不満をあらわにした。
植木鉢はあくまで土管“風”であり任天堂とは無関係だが、「マリオパイプ」の名が定着してしまったようだ。コロナウイルスの終息後、フォトスポットとして人気となれば良いのだが…。
(画像=SWNS公式YouTubeより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.birminghammail.co.uk/black-country/council-under-fire-over-leaving-20596223