Twitterもいよいよ本格参戦 注目の音声SNS、ヒットの理由は“ちょうどよさ”にあり?
買い物ができなくなる事例も
利用が広がっているソーシャル音声アプリとPodcastをひとくくりにしたオーディオコンテンツに関して、ワシントンポスト紙は3月15日、利用し過ぎることの弊害を指摘した記事を公開した。その記事によると、オーディオコンテンツは利用しながらほかのことをするマルチタスクが容易なところが、動画コンテンツより勝っている。しかしながら、こうしたマルチタスク利用も過度になると、ユーザの生活に支障をきたすことになる。
アメリカ・シアトル在住のKeena Beanは、読書と仕事の時以外はPodcastを聴いている。こうした習慣は日々の生活から無駄な時間を失くすので、有意義なことだと彼女は思っている。その一方で、彼女は買い物に行くときはAirPodsを身につけない。というのも、AirPodsをつけて買い物に出かけると、Podcastに気をとられ過ぎて買うべきものを忘れて買い物が終わらなくなるからだ。
TwitterのSpacesをはじめとしたソーシャル音声アプリもしくは機能は、今後しばらくは注目され続けると見られる。そして、ユーザが増えるにしたがって使い過ぎをはじめとしたさまざまな問題が明らかになり、そうした問題への対処法が考えられるようになるだろう。
(画像=Twitterブログ記事「Spaces is here, let’s chat」より)
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi
トップ画像出典:Spotifyプレスリリース「Spotify Ushers In New Era of Podcast Monetization With New Tools for All Creators」より画像を引用
〈Source〉
https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2021/spaces-is-here.html(ブログ記事)
https://help.twitter.com/en/using-twitter/spaces(ヘルプセンターページ)
https://sifted.eu/articles/social-audio/
https://www.washingtonpost.com/technology/2021/03/15/audio-time-clubhouse-podcasts/