『恋とオオカミには騙されない』第8話ーー最もオオカミに疑われ「脱落者」となったのは……?

 いよいよ今回、オオカミシリーズの重いルールでもある、視聴者の「オオカミ投票」によって最もオオカミを疑われた人物がメンバーのもとを去ることとなる“脱落者”が発表される。

 アトリエに集まったメンバーには「脱落者の復活」に関する手紙が。「今回は共同作業が期限内に完成し以下の条件を満たしていた場合、脱落者は最終告白とその前日の2日間のみ復活できる」というものだった。その条件とは「脱落者の性別がオオカミの性別と異なっていた場合」。これはもし投票で脱落となったメンバーがオオカミではなかったとしても、脱落者と同じ性別のメンバーがオオカミだとすれば復活はできないことを表す。そしていずれにせよ告白の2日前にはオオカミが男女どちらなのかは判明することとなる。良し悪しの判断のつけづらい複雑な通達を前に、メンバーは重い空気に包まれた。

 心の整理もつかないままメンバーには、脱落者の発表方法がすでに結果が出ている「オオカミ投票」の上位5名のみが参加することを知らされ、そのメンバーは現時点で判明することに。それぞれが手紙を受け取り自分自身しか上位5名に選ばれたかどうかはわからない状況で、各々不安な面持ちを浮かべ誰が該当しているのかが全くわからない状況だ。

 互いに確認し合うこともできない気まずさの募る状況を破ったのがコウヘイ(樋口晃平)だった。「ゲームを持ってきたので、脱落前、みんなで楽しみましょう!」その一言で緊張の糸が切れメンバーからは笑みがこぼれた。共同作業を通して絆を深め合ってきた10人。自分の脱落はもちろんだが自分以外の脱落も望んではいない。「このメンバーで最後まで……」という思いが一人ひとりから伝わってきたが果たして……。


 中間告白でカップルを成立させ、ここまで目立ったトラブルもなかったTakiとそら(井上想良)だが、Takiは「わたしはそらくんのここ(頭)にいる。でもあおい(川口葵)ちゃんはここ(心)にいるかもしれない」と自身が感じ取っていたそらの気持ちの変化を伝えた。今まで自分の気持ちを素直に伝え続けてきたTaki。好きな人だからこそ、その人の好きな人がわかるというように、Takiには本当のそらの心の居処がわかっているのかもしれない。


 同じく中間告白で両想いとなったりょうか(吉田伶香)とちょこ(りゅうと)。しかしその直後に「ちょこくんのこと好きかわからない」との衝撃発言があり、そっけない態度をとり続けてきたりょうかに対し「りょうかちゃんが99%ほかの人のこと好きになっても、俺は残りの1%にかける。迷惑じゃなかったら好きでいさせてください」と一途な想いは変わらない様子のちょこ。態度の急変に多くのオオカミ投票を集めている可能性があるりょうか。このまま脱落者となってしまうのか……。


 前回の月LINEデートにて、みちゅ(長谷川美月)に洗いざらい自分の本音を話し気持ちを伝えたもくだい(杢代和人)は、これまでの自分の不審な行動がオオカミ投票に響いていると察しているのか「落ちるかもしれない」と彼女に話す。「大丈夫だよ」と手を握りながら慰めるみちゅに「好きだよ」と不意打ちに告白するもくだい。照れながら「美月も」と応えるみちゅに「好き?」「……好き」「じゃあ俺大好き」という見ていられないほどのやりとりが続きスタジオからは歓喜の悲鳴が。ここにきてやっと“安定カップル”が出現した今シーズン。オオカミ投票を乗り越えた先にあるゴールインを願わずにはいられない。

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