いま振り返る『スーパードンキーコング2』の激ムズステージ3選 トラウマ級の「アニマルランド」とは
ラストステージに相応しい鬼畜さ「アニマルランド」
ステージ名の通り、ランビ→エンガード→スクイッター→スコークス→ラトリーという順番で、アニマルフレンズに変身しながら進んでいくステージに。このステージはラスボス・キャプテンクルールと対戦する前の“ラストステージ”であり、これまでのアニマルフレンズと歩んだ冒険の記憶を思い出しながら序盤は楽しくプレイできる。
しかし、そんなエモーショナルな心情はスコークスに順番が回ると崩壊する。スコークスのゾーンは上記した「とげとげタルめいろ」同様、トゲだらけの蔦に囲まれた迷路のようなコースを進んでいかなければいけない。そのため、高く飛びすぎたり横に行きすぎたりするとダメージを受けてしまい、非常に高い操作性が求められる。
ただ、そんものは序の口。後半になると左右に吹き荒れる突風が突如出現し、スコークスの身体が何度も蔦に打ち付けられてしまう。一応、風が吹くリズムは一定で、気を付けるべきタイミングはわかっているが、風・トゲ・ジンガーを警戒しながら進むのは容易ではなく、コントローラーを何度も投げ出したくなる。
また、無事にスコークスの出番を終えると「二度とスコークスのゾーンはやりたくない」という思いから妙に力が入ってしまい、それほど難しくないラトリーのゾーンで凡ミスを連発してしまう、というところまでがアニマルランドというステージの凶暴である。
「アニマルランド」だけ妙に長くなってしまったのは、それだけ多くの時間を費やしたからである。とは言え、「大人になった今なら簡単にクリアできるかも」という謎の期待があるため、またプレイしてみたい気もする。
■網島レイビン
ライター、動画編集者、シナリオライターのアラサー男性。スーパードンキーコング2のBGMとカスタムロボV2が好きな懐古厨。Twitter:@amishima_ravin