自動車産業を変革するのはトヨタではなくApple? VWのCEOが発言

 AppleがApple Carなる電気自動車(EV)を2024年頃に市場に投入すると海外で報じられたことから、業界内に激震が走っている。

競争を歓迎「自動車業界よりも大きな次元の真の課題」

 日本同様に自動車大国のドイツ最大手Volkswagen(VW)グループのCEOであるHerbert Diess氏は競争を歓迎し、業界への新規参入で革新が促進されることを予見していると『MacRumors』が報じている(参考:https://www.macrumors.com/2020/12/23/vw-welcomes-competitors-to-transform-industry/)。

 LinkedInでAppleの自動車事業「Project Titan」について質問されると同氏は次のように述べた。「確実に業界の変化を加速させ、新しいスキルをもたらす、新たな競合相手を心待ちにしています。Appleは信じられないほどの企業価値で、リソースへの実質的に無制限のアクセスがあり、多くの尊敬を集めるでしょう」

 これだけならば丸く収まったが、VWに次いで世界シェア第2位のトヨタ自動車の凋落を予想するかのようなコメントも発している。「例えばトヨタ自動車の様なこの業界内よりも大きな次元の真の課題があります。世界で最も価値のある企業は、再びモビリティー会社になります。それはTesla、Apple、もしくはVWになる可能性があります」

断念したはずのApple Carが復活?

 「Project Titan」では2014年から乗用車を開発していたが断念し、大規模なリストラを行い自律システムへの方向転換を図った可能性があると『Apple Insider』は伝えている(参考:https://appleinsider.com/articles/20/12/23/volkswagen-ceo-is-looking-forward-to-apples-upcoming-self-driving-car)。

 しかし最近の海外の報道をみると、一度は諦めたはずのApple Carを再び開発している可能性があるという。

 グローバルな競争を勝ち抜くべく自動車業界内で統廃合が進み、凝り固まりつつあったが、この変革期にありTeslaといった新たなプレイヤーが参入し波風を起こしている。Appleが参入しても何ら不思議はないだろう。