iPhone 12シリーズは爆速の売れ行き、2021年も好調を維持か

 初の5G対応となったiPhone 12シリーズは、リリース以来、爆発的なペースで売れており、2020年の年末と2021年の初頭にかけても需要は旺盛だというデータや観測結果が明らかになった。

iPhone 12は10月に最も売れた5Gスマホ、2週間の販売で年間7位に躍進

 調査会社『Counterpoint』は12月21日「2020年10月に最も売れた5Gスマホのトップ10」を発表した(参考:https://www.counterpointresearch.com/iphone-12-becomes-worlds-1-5g-model-within-two-weeks-of-launch/)。

 iPhone 12は発売が遅れ、2週間しかなかったにも関わらずシェアは16%で、世界で10月に最も売れた5Gスマホだった。iPhone 12 Proは8%で、2モデルを合わせると4分の1近くにもなる。iPhone 12は、2020年1月~10月にかけて売れた5Gデバイスでも、7位とトップ10に入りした。

5Gより4Gの方が速いという逆転現象も発生

 主要市場の中国と日本でも、iPhone 12シリーズの初期需要が旺盛だったという。

 アメリカでは携帯キャリアが積極的なプロモーション攻勢を仕掛けている。しかしVerizonでは5Gより4Gの方が速いという逆転現象が起こっているというテスト結果が出ている(参考:https://www.ubergizmo.com/2020/12/verizon-iphone-12-better-on-4g/)。

 キャリア会社によっては、セールスにインフラ整備が追いついていないようだ。

Appleは遅れて5G参入も、問題なし

 iPhone 12シリーズで5Gスマホ市場に参入したAppleだが、2019年に5Gスマホが発売されたことを考えると遅れているが、iPhone 12がトップになったことから問題ではなかったのかもしれないと『Ubergizmo』は伝えている(参考:https://www.ubergizmo.com/2020/12/iphone-12-top-5g-smartphone/)。

 iPhone 12シリーズの需要は、2020年第4四半期、特に12月の休暇時期、そして2021年初頭も引き続き堅調に推移する可能性があると『Counterpoint』は見ている。

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