リアルタイムに更新される地球儀『ほぼ日のアースボール』を試してみた

「リアルタイム地球儀」を試してみた

 株式会社ほぼ日より発売された『ほぼ日のアースボール』をご存じだろうか。

 直径15センチ、145グラムという小型で軽量な見た目の地球儀は、従来の地球儀と違い、自転軸で固定されるのではなく、一見普通のプラスチックボールのような見た目だ。(付属の台座を使えば、平らな場所に置くことができる)

 このアースボールの大きな特徴は「ARを使って今の地球を見られる」こと。

 ARデータが組み込まれた専用アプリを読み込めば、現在の天気から一週間の雲の動きに至るまで、リアルタイムで見ることができる。

 iPhoneとandroid、どちらの端末でも使用可能なのが嬉しい。早速ダウンロードして遊んでみることにした。

 実際のアプリの画面は、下記の通り。

 このARアプリ、照明や影の影響で多少アースボールが反応してくれないこともあるものの、「地球儀上の地図とぴったり同じところにデータを反映している」という点を加味すれば、その正確さ故の難点、ともいえるだろう。

 スマホの録画機能を使えば、雲の動きを記録することもできる。理科の実験や、観察日記にも大いに役立ちそうだ。

地球儀が「辞典」になる!? アースボールを最大活用してみる。

 ほぼ日のアースボールのアプリには、天気などの観測以外にも興味深い機能がもりだくさんだ。今回ピックアップしたいのは「世界の国々」「でこぼこ地球」「まわるデカモジ」の機能。

 他にも多くのアプリが搭載しているので、公式サイト、または実際に買ってぜひ私以上に楽しんでみてほしい。

世界の国々

 まず取り上げたいのが、「世界の国々」という機能。

 先ほどのようにカメラをかざすと、AR機能で各国の国旗が地図上に現れる。

 こちら、気になる国旗をタップすることで国の情報が見られるのだが、一つ難点としては、誰かに地球儀を回してもらわないと、細かい国旗を誤ってタップしてしまうところ。

 なじみのある国旗から見覚えのない国旗まで、どんどんタッチすると、見やすい図式化された国についての情報を見ることができる。

 いつか行ってみたい国や、授業で出てきた国を探してタップすることで、より視覚的に世界の国々について学ぶことができそうだ。

でこぼこ地球

 こちらは、地球儀のツルっとした球体を、ARにより地形通りに具現化するという機能。中には特徴的な地形についての解説「でこぼこトピック」もあるので、光っているポイントをタップしていけばどんどん地理に詳しくなってくる。

 こちらも、誰かと一緒にくるくる手の上で回しながら楽しむのがよさそうだ。

 親子のコミュニケーションツールとして、またお友だちと一緒に盛り上がる知育玩具として、この「いっしょに見たくなる」仕組みは、人と人とのつながりをサービスで深めようとするほぼ日の従来商品と通ずるものがある。

まわるデカモジ

 こちらは完全にジョークコンテンツ。自分で撃ち込んだ文字を地球儀の周りにグルグルと回転表示させることができるガジェット。

スマホの画面録画機能を用いれば動画として保存もできるので、誕生日メッセージなどに応用することもできそうだ。

 音声をONにすれば、荘厳なメロディが流れてくるのも笑いを誘う。

フレームも変更できるので、色々なシーンでデカモジARを利用しておもしろ動画を撮るのが流行りそうだ。

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