エミリンが語る、ポジティブ思考の“原点”と“覚悟” 「自分を縛らず、やりたいことは全部やればいい」

エミリンが語る、ポジティブ思考の“原点”と“覚悟” 「自分を縛らず、やりたいことは全部やればいい」

 チャンネル登録者数は160万人を超え、同性・異性問わず、絶大な人気を誇る動画クリエイター・エミリン。“ディズニーキャストものまね”でブレイクした元お笑い芸人の彼女が、ここ1年でアパレルブランド『EDNA(エドナ)』を立ち上げ、グンとおしゃれに磨きがかかり、誰もが驚く変化を遂げている。

 そして11月16日、初めての著書『ここは負けても死なないテーマパーク』を発表。11月18日から12月2日までの期間、JR山手線をジャックしたラッピングトレインが運行されており、その人気はネットにとどまらず、大きく広がり続けている。


 今回は、自分を変えるヒントが詰まった渾身の一冊について、そしてYouTubeにかける彼女の思いについて、じっくり語ってもらった。

【記事の最後に、エミリンさんサイン入りチェキのプレゼントあり】

マイナス思考を変えた“自分ルール”を本で共有したかった

――あらためて、書籍の発売おめでとうございます。初めて書籍を執筆されることになった経緯から教えてください。

エミリン:ありがとうございます! もともと私は自己肯定感が低くて自分に自信がなく、マイナス思考だったんですよね。あるときからそれを「なんとか直したい」と思うようになり、いろいろ試しながらポジティブになるための“自分ルール”を作っていったんです。そのうちに、自分が上手くいったと思うルールを人にも共有することで、私みたいに自己肯定感が低い人やネガティブな人が、ちょっとでも元気になれたりとか、傷つきやすい人がちょっとでも傷つきにくくなったりするんじゃないかなと思ったのが、本を出したきっかけです。

――以前、動画で書籍発売の報告をされていましたが、発表するまではどんな気持ちでしたか?

エミリン:正直怖かったですね。「YouTuberが本を出すなんて!」みたいな、ちょっとマイナスに考えられる方もいますし。でも結果的には喜んでくださるファンの方が多かったですし、想像以上に応援してくださる方が多かったですね。すごく優しいなぁって思いました、ファンの方々……。

――初めて書籍を執筆してみて、いかがでしたか?

エミリン:大変でしたね。しゃべるのと文字を書くのとでは全然違うなと。自分の言葉を人に伝わるように文章化することや、笑いながら言っていたら許されることでも、文章だとすごく冷たく感じてしまうとか。その温度差が、すごく難しいなと感じました。

――読ませていただいたとき、まるでエミリンさんが話しているかのように感じました。

エミリン:ありがとうございます! そこはすごく気をつけたところです。カッコつけた文章を書かないとか、難しい言葉を使わないとかを、心がけて書くようにしました。

――書籍のタイトルも、エミリンさんのブレイクのひとつのきっかけとも言える「遊園地のキャスト」をイメージさせ、キャッチーだと思いました。どんな経緯で決まったのでしょうか?

エミリン:自分自身すごくテーマパークが好きなのと、ディズニーキャストのものまねがブレイクのきっかけになったこともあって、本のタイトルにも「テーマパーク」というワードは入れたいなと思っていました。そして、要するにこの本で伝えたいのは「人生は負けても死なないから大丈夫だよ」ということだったので、「人生」を「テーマパーク」に置き換えて、今のタイトルにしました。自分でもけっこう気に入っています。

関わる人は自分の本能で決める

――書籍の中に、YouTubeのチャンネル登録者数100万人達成が“人生初の成功体験”と書かれていましたが、それを達成したときの自分の心境、周りの反応について、あらためて教えてください。

エミリン:私がYouTubeを始めた頃って、YouTuberという職業がやっと世間に認められだしたときで、まだ批判的な目で見る方も多かったんです。だけど、100万人を達成したことで、そういう方々も「ここまで来たらすごいね」って認めてくださったりとか、芸人時代に所属していた事務所のアミューズの方からも連絡をいただいたりしました。本当にたくさんの方が「おめでとう」とか「頑張ったね」と言ってくれたことで、「やっと認めてもらえたんだな」という気持ちになりましたね。


――芸人時代のエピソード、特に由比ヶ浜のアミューズ・ブートキャンプはとても強烈でした。そのときに鍛えられた精神力が生かされているなと感じる瞬間はありますか?

エミリン:本当にわかりやすく、アンチコメントに傷つかなくなりました。ネット社会で生きていくためには大事なことだと思うので、すごくありがたいですね。

――現在でも、心ないコメントは多いですか……?

エミリン:多いですね。でも、“アンチ”と“批判”のラインって難しいんですよね。たしかに、図星だなと思うようなコメントもあるし。これは本の中でも書いたんですが、一度だけ私にアンチコメントをしていた方から謝られたことがあって。「あのときはイライラしていて、突発的にコメントを書き込んでしまった」って。それからは、「この人にも何か事情があるんだよな」って思えるようになりました。

――書籍の中で、古川優香さんや、やっぴさん、ヒカルさんなど身近な尊敬できる人の名前も挙がっています。周りとの人間関係がとても素敵だなと思うのですが、エミリンさん流の“信頼しあえる人間関係”を築くコツなどはありますか?

エミリン:もう、本能で“その人のことを好きかどうか”な気がしますね。これも本に書いたんですが、いくら性格が良くて欠点がないような人でも、自分と合うかは、また違うじゃないですか。だから、たとえ周りから嫌われていて性格が悪い人でも、自分と相性が合えば親友になれると思うんです。そういうのって、本能レベルだと思うんですよね。

 それこそ、ヒカルさんも人によっては「あの人、怖い人でしょ?」とかって言われることもあるんですけど、接してみたら普通に良い人なので。人によって賛否両論はあるけど、私は尊敬しているから接させてもらっています。だから、自分の直感を大事にするっていうのと、他人の意見より自分の意見を大事にして、人と関わればいいかなと思います。

――動画でコラボする相手の魅力の引き出し方も、とてもお上手ですよね。

エミリン:特に意識はしていないんですが、好きな人としかコラボしていないせいかもしれないです。せっかく動画に出てもらったんだったら、見ている人に「この人面白い!」って思ってほしいし、そういう気持ちが自然と動画に出ているのかなって思いますね。

初めて自分をさらけ出した動画が、過去最高の再生回数に

――等身大の言葉・姿がエミリンさんの魅力だと思いますが、ここまで自分をさらけ出していく理由についてもお聞かせください。

エミリン:キャラを作っても売れない、何かすごい特技があるわけでもない。それでも「世に出たい、人前に出て活動したい」という気持ちがあって、自分が最後に出せるものを考えたときに、「人間力で戦うしかない」と思ったのが今のスタイルになったきっかけです。

 YouTubeでも最初はエミリンのキャラクターを作っていたのですが、去年のちょうど今頃くらいから、「作ったキャラ芸人の“エミリン”じゃなくて、“大松絵美”として戦いたい」という気持ちが強くなって。そして、自分のやりたいことを詰め込んで大松絵美として初めて出した動画が、グアムで撮影したアリエルの動画。それが過去最高の再生回数を叩き出したときに、「自分をさらけ出してもいいんだ!」って、背中を押されました。

――今年は特に、コロナでおうち時間が増え、エミリンさんの動画で助けられたリスナーさんも多いと思います。コロナ禍では、どんな思いで動画を投稿されていたんでしょうか。

エミリン:よくリスナーさんから「一緒にいるような気持になる」とか、「友達としゃべっているような感覚になる」と言ってもらえるので、できるだけカメラのレンズをリスナーさんだと思って、「今日はこういうことがあったんだよ」ってしゃべりかけていました。

 私自身もコロナの自粛期間はストレスがたまっていたし、人に話したいこともあったので、それをレンズに向かってぶわーってしゃべることで、逆にリスナーさんに「聞いてもらった」という感覚でした。リスナーさんにも喜んでもらえるし、私自身もYouTubeが捌け口になっていた感じがします。

――エミリンさんの動画ではコンセプトカフェの企画が人気だったり、書籍の中でもオタク活動のテクニックを書かれたりしていますが、自分の好きなことに多くの人が共感してくれる心境は?

エミリン:友達がどんどん増えていく感覚に近いかもしれないですね。コンセプトカフェに行って「こういうところが良いよね」って言うと「わかる~!」って共感してくれて、そこから会話が生まれたり。実は前からコンセプトカフェに興味があったけど、「自分では行く勇気がないから、動画を見て行った気持ちになる」って言ってくださる方も多いですし、すごく楽しいです。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる