11年ぶりに帰ってきた Switchで遊べる新しい『桃鉄』を今買うべき理由
2020年11月19日、ついに新しい『桃太郎電鉄』(以下、桃鉄)が発売される。
いまさら説明は不要かもしれないが、『桃鉄』はその名の通り鉄道を使い、日本全国の物件を買い集めて合計資産を競うすごろくゲームである。すごろくとモノポリーが合体したゲームだと言えば、未プレイの人でも何となくイメージしてもらえるだろう。
桃鉄はファミコン時代から数えて合計22タイトルが発売されており、2019年にはスマホアプリまで配信されている人気の長寿シリーズである。
そんな桃鉄が2009年のWii版以来、11年ぶりに据え置きゲーム機に帰ってきた。
しかも家庭普及率が高いNintendo Switchで遊ぶことができるため、ぜひこの機会にプレイしてみることをお勧めしたい。
筆者が最も桃鉄にハマっていたのは小学生の頃遊んだファミコン版の『スーパー桃太郎電鉄』だ。友達の家にみんなで集まってプレイしてはメチャクチャに騒いだり、容赦ない妨害プレイで喧嘩になったりした記憶が懐かしく思い出される。おじさんゲーマーにとっては、「パーティーゲーム=桃鉄」といっても過言ではなく、“友人と家に集まってゲームをする”という懐かしい感覚を呼び起こしてくれる存在だ。
本題に入ろう。『桃鉄』の新作を遊ぶべき理由は3つある。
コロナ禍でも旅行気分を味わおう!
一つ目の理由はコロナ禍だからこその楽しみがあることだ。
桃鉄は北海道から沖縄まで日本全国に目的地がある。目的地では地域に根ざした物件が販売されており、イベントも発生するのでちょっとした旅気分が味わえるだろう。
小学生の頃、桃鉄を遊びながら「博多に行ったらめんたいこを食べよう」(博多のマスにはめんたいこ工場の物件があるのだ)、「浜松のうなぎパイはどんな味がするのだろう」など想像を膨らませていたものだ。
コロナは永遠に続くわけではない。旅行の下調べを兼ねて桃鉄で遊びながらバーチャルトラベルをするのは良いアイデアではないだろうか。
また楽天市場では桃鉄発売に合わせて物産展コラボを開催している。参加数750店舗、3200品目の大イベントでゲーム内に登場する商品も買えるとのこと。
桃鉄で遊べば各地の名産品が欲しくなる。上手いやり方である。
パーティゲームとして優秀だから買おう!
2つ目の理由は、年末年始に集まる親戚などと遊ぶパーティゲームとして最適だからだ。
コロナ禍の状況もあり、静かな年末年始になりそうだが、とはいえ、久しぶりに親戚で集まる、ということもあるだろう。Switchにも複数人で遊べるゲームはあるが、『マリオカート』や『スマッシュブラザーズ』といった定番タイトルは反射神経やプレイスキルが要求される。はじめて遊ぶ人が経験者に勝つことはまず不可能で、これらは対戦ゲームであっても純粋なパーティゲームとは呼べないだろう。
その点、桃鉄はサイコロを振ったりカードを選ぶことがメインで、頭を使えば未プレイ者でも十分にプレイを楽しむことができる。やり込んでいけばまた別だが、ライトにプレイする分には適度に“運任せ”になる絶妙なゲームバランスで、子どもから老人まで誰でも対等に遊べるのだ。