Apple Watchで悪夢の治癒が可能に スマートウォッチのウェルネス商戦は激化の一途
急成長のウェルネス市場を狙ったスマートウォッチが続々登場
近年スマートウォッチは、ますますヘルスケアデバイスとしての役割を担うようになっている。
9月に発売されたApple Watch Series 6には、血中酸素濃度を測定するセンサーが搭載されている。Appleは「医療用ではなく、あくまで一般的なフィットネスとウェルネスを目的としたもの」としているものの、より簡単に自身の健康状態を把握することができるようになった。
また10月に発売されたハイエンドモデルのFitbit Senseは、FDA認可のECG(心電図検査)に、睡眠時の体温計測、ストレスレベルを計測するEDAセンサーが備えられている。ほかにもサムスンのGalaxy Watch Active 2は、血圧測定機能を搭載している。デバイス単体での計測はできず、まずは実際の血圧計で測定し、キャリブレーション(誤差を調整すること)が必要となるが、それを済ませれば手軽に血圧の測定が可能となる。ただし、各国の認可が必要で現在のところ韓国国内のみで適用されている状態だ。
GWI(The Global Wellness Institute)の報告によれば、ウェルネス市場は世界で4.5兆ドル(約473兆円)規模と言われており、今後もさらなる成長が見込まれる産業だ。各社が市場のシェア確保にしのぎを削っている。
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://night-ware.com/news
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-permits-marketing-new-device-designed-reduce-sleep-disturbance-related-nightmares-certain-adults
https://www.cnet.com/news/fitbit-sense-review-smartwatch-takes-on-too-much-ecg-built-in-gps-always-on-screen/#