新型iPhone 12は、先祖返りしてiPhone 4のような形状に?

 Appleが今秋リリースすることを明らかにしているiPhone 12のダミー画像が、海外メディアから続々とリークされた。

フラットエッジ・デザインに?

 『9to5Mac』は、ケースメーカーから提供されたとされるiPhone 12のダミーの画像を掲載し「iPhone 4のようなデザイン」としている(参考:https://9to5mac.com/2020/08/17/iphone-12-images-dummy-units-cases/)。

 画像は、iPhone 12シリーズの5.4インチ、6.1インチ、6.7インチのサイズを示しており、iPhone 12シリーズのラインナップは3つの異なる画面サイズの4機種で構成される、というこれまでの報道と一致している。5.4インチのモデルは「iPhone 12」、2つある6.1インチ・モデルは「iPhone 12 Max」と「iPhone 12 Pro」、6.7インチ・モデルは「iPhone 12 Pro Max」になると思われ、近々リリースされるiPhone 12の新しいフラットエッジ・デザインが、iPhone 4といかに似ているかが比較されている。

 ケースはアクセサリーメーカー「Skech」のものの可能性があり、実際にAmazonでは、早くもiPhone 12のケースが出回っている。

 ケースを製造する際は、ノッチの大きさやカメラ部分の詳細は、デザインに影響しないため、ケースメーカーが使用するダミーユニットではあまり重要視されない。したがって、最新の設計になっていない可能性は無きにしもあらずだ。しかし、ボディーの形状については正確性が求められることから、この形が実際に登場するiPhone 12シリーズの形の可能性が高い。

 当初、スクリーン上部のノッチは大幅に縮小されると報じられたが、最近ではノッチは大きいままだという報道もある。これは、蓋を開けてみるまで分からないかもしれない。カメラについては、2つのローエンドモデルが背面にデュアルカメラを備え、ハイエンドモデルでは、LiDARスキャナーを備えたトリプルレンズの設計になっていて、大幅にアップグレードすると言われている。

iPhone工場のプロトタイプではなく、リークに基づいたモックアップ?

 これら一連のリーク画像は、イスラエルのAppleファンコミュニティ「HaAppelistim」から入手したものだという。

 これらの画像について『Ubergizmo』は「実際のデバイスがどのような外観か、より明確に理解できるものかもしれない」と伝えている(参考:https://www.ubergizmo.com/2020/08/iphone-12-dummy-units/)。

 ケースメーカーがiPhoneのケースを製造するために使用されるダミーユニットということは、つまりiPhone製造工場の実際のプロトタイプではなく、おそらく過去のリーク情報に基づいたモックアップだと、同メディアは見ているようだ。

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