iPhone 12シリーズに5つ目のモデル? 4Gで2021年初頭にリリースか

AppleのiPhone囲い込み戦略が本格化

 以前のモデルをベースに、プロセッサーといった部分的なアップグレードをして開発費を押さえて、廉価で提供する方式がiPhone SEでは、採られている。それとは逆に最新モデルを部分的にダウングレードして、時期を後にずらして売るというのが、iPhone 12の4Gモデルの立ち位置のようだ。

 確かに5Gが、まだ普及していない地域もあり、ハイスペックながら少し安めの4Gスマホが欲しいというユーザー層がいることは、考えられる。

 Appleは、iPhone 12シリーズが数週間遅れるとしており、10月頃にリリースされると思われている。そこから約4カ月後に、もう1モデルが登場することになる。2020年4月にサプライズでリリースされたiPhone SE第2世代にも、実はもう1モデルが準備されていると言われている。

 今後は、年間を通して複数回、多様な仕様や価格に対応したiPhoneが、リリースされることが予想される。これは、AppleがiPhoneを足がかりにしてユーザーベースを増やし「Apple Music」や「Apple TV+」といったサブスクリプション提供でビジネスを拡大させようとする戦略の一環だろう。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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