PS5対応の8本のインディーズゲームが発表 PS5のリリース時期はアクセサリーのリリース日と同月の11月か?

PSVR2ではVR広告が実装?

 さらにPSVR2に関係すると思われる特許について、ゲーム系メディア『SegmentNext』が6月29日に報じた。その報道によると、ソニーは6月25日付でVRヘッドセットに関する特許を取得した。その特許は、VRヘッドセットを使って体験するバーチャル空間に広告を表示する方法についてのものだ。

 取得した特許は、VRヘッドセットを装着したプレイヤーの視線を追尾して、プレイヤーの視界の上部両隅に広告を表示する、というもの(下の画像参照)。ちょうどスマホやPCのディスプレイの下部や上部に広告が表示されている状況が、バーチャル空間でも実現されるというわけなのだ。

Tom’s guide「New PSVR Could Release With Built-In Advertisement Feature」より

 以上の特許では視線が追尾されるので、プレイヤーの顔の向きがどのように変わろうとも広告も追随して表示されると推測される。言わば「広告から目が離せない」状況が実現するのだ。こうした「バーチャル空間内視線追尾広告」は、ディスプレイに表示される広告と比較すると半ば強制的にプレイヤーの注意を引くのかもしれない。

 今回取得した特許が、実際にPSVRあるいはPSVR2で活用されるかは定かではない。しかしながら、VR関連の特許を取得しているということ自体がPSVR事業を成長させたいというソニーの意向を示しているといえる。

 以上のようにPS5をめぐっては、ゲーム機本体だけではなく対応ゲーム、アクセサリー、そしてVRコンテンツに関する情報が、リリース時期が近づくにつれて増えてきている。そして、リリース時期までの今後数ヶ月のあいだに、予想だにしなかった新情報が公開される可能性もあるだろう。

トップ画像出典:PlayStation.Blog記事「PlayStation® Indiesについて吉田修平が語る」より画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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