PSVRと“相性最高”のVRゲーム決定版『マーベルアイアンマン VR』ついに発売

 発売元のソニー・インタラクティブエンタテインメントによれば、最大のアピールポイントは空を飛ぶ体験と「アイアンマンになれる」体験であるという。掌の向きでの姿勢制御はPS Moveでの操作との相性が良く、飛行部分のプロトタイプはスムーズに開発が進んだようだ。思いのままに飛ぶためには少しの慣れがいるが、最初は飛ぶのに苦労する点もまた、トニー・スタークの追体験といえる。

 「アイアンマンになれる」部分はVRなので当然ではあるのだが、特に注目したいのは装着のシーケンスだ。アイアンマンになる体験において、この導入は非常に重要。体験版だけでも装着のシーンは2つあり、それぞれで装着の感動・衝撃を味わうことができる。ディスプレイに映し出されるその光景は、アイアンマンとVR(特にヘッドマウントディスプレイ)との相性の良さを確かに示す。一度VRゲームをやってみたいと思っていた人の期待にしっかり応えられる、VRゲームの入り口にもなれるだろう。また、本編プレイ時間のボリュームは8〜10時間ほどで、タイムアタックなどのやりこみ要素もあり、まさにPlayStation VRゲームの決定版といえるゲームなのだ。

 本作はトニー・スタークになる体験ゆえ、ゲーム中にトニー自身を見る機会は少ない。これはトニーファンにとっては少し寂しく感じるかもしれないが、アーマーのカスタマイズが可能なガレージモードでは、トニー自身を見て楽しむことができるので安心してほしい。

 また、同ゲームの日本版におけるトニー・スタークの声は、故・藤原啓治さんが務めている。その点もふまえ、余すところなく『アイアンマン』の世界の中で、トニー・スタークの声を聴いてみるといいだろう。

■布村壮太
ジャニーズとガンダムを愛するMENSA会員。ガチャは出るまで回す派。Twitter

■基本情報
『マーベルアイアンマン VR』
発売日:7月3日
発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
対応機種:PS4(PS VRおよびPS Move 2本必須)
ジャンル:アクション
公式サイト:https://www.playstation.com/ja-jp/games/marvels-iron-man-vr-ps4/

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