フォートナイト、“水”がテーマのチャプター2シーズン3開幕 開発元Epic Gamesの評価額は170億ドルに
人気バトロワゲーム『フォートナイト』で新シーズンが開幕した。新シーズンではゲームの舞台となる島の地形が激変しているので、プレイヤーには新たな環境への適応が求められる。新シーズン開幕と同時期に開発元企業の評価額が判明した。
あのDCコミックスヒーローも参戦
6月17日に開幕したフォートナイトのチャプター2シーズン3のテーマを一言で表すと「水」となる(下の動画参照)。ゲームの舞台となる島の大半が水没してしまったのだ。この水没は、シーズン3開幕直前に開催されたワンタイムイベント「ザ・デバイス」において起こったストームの襲来が原因となっている。
島が水没したことに伴い、以下のような新たなプレイ要素が追加された。
・水中で泳いでるサメをフィッシングフック(釣り竿)でつかまえると、水上スキーにのるようにして移動することができる。
・隊列を組んでプレイヤーを襲撃する新bot「マローダー」が追加された。同botは統制がとれた集団攻撃をしかけてくるので、前シーズンで登場したbot「ヘンチマン」より手ごわい相手だ。
・空中の降下時に使うグライダーの一種「アンブレラ(英単語の「umbrella:傘」に由来」)」のデザインをカスタマイズできる。プレイヤーのレベルに応じて、カスタマイズできる箇所と内容が変わる。
・新シーズンが進むにつれて水が引くと、新たなロケーションと移動手段が現れる。
さらに新シーズンでは、DCコミックスのヒーローであるアクアマンとのコラボが実現した。このコラボは、水をテーマにした今シーズンにふさわしいものと言える。ちなみに、前シーズンではマーベル・コミックのデッドプールとコラボした。アメコミヒーローとフォートナイトのコラボは、今後恒例のものとなるかも知れない。
プレイスタイル激変の予感
スポーツ系メディア『ESSENTIALLY SPORTS』は17日、ゲームフィールドが激変した新シーズンに対するツイッターでの反応をまとめた記事を公開した。その記事では、有名プレイヤーであるNinjaのツイートが引用されている(下のツイート参照)。そのツイートでは「フォートナイトでこんな風に感じることはしばらくなかった」とつぶやいて、戸惑いを隠していない。その戸惑いの原因は、新シーズンで追加されたアイテムである。とくにチャージすることによって大ダメージを与えることができるチャージショットガンの登場は新たなプレイスタイルの追加を引き起こす、とNinjaは考えているようだ。
チャージショットガンはショットガン史上最強の呼び声がある一方で、その大ダメージゆえにゲームバランスを崩す無用の長物とみなすプレイヤーも少なからずいるようだ。
新シーズンではこれまで主戦場となることが少なかった水場での戦闘が多くなることを加味すると、フォートナイトの古参プレイヤーであっても新たな環境に適応する努力が必要になると考えられる。