『テラスハウス』東京編・第31話ーー凌の“矛盾する言動”と“煮えきらない態度”に女性陣が幻滅し、怒りを露わに?
凌は「俺に『私、凌のこと好きなんだよね』って言った?」とビビをとがめる。そんな煮えきらない態度を続ける凌に、ビビは「何かシンプルにしたい。友だちだったらもう友だちとしていこう。近づく気あるんだったら近づいてほしい」と訴えかけた。凌は「(ビビは)すごくきれいだと思うし、話すのも楽しいし、価値観が合うと思う」「でも『アメリカに行ってハリウッド女優になりたい』って言ってたよね? だから現実的じゃないなと思ってた」と交際に踏み切れない理由をぶつける。バスケ選手として3歳から同じ夢を追いかけてきた凌にとって、目標は簡単に変えられないもの。好きだから自分がアメリカについていくとか、ビビに日本に残ってもらうとか、そういう選択肢は考えられないと伝えた。そこでビビが「日本にいい仕事できてちょっと残っちゃう可能性もあるわけじゃん」とたとえ話をし、まだアメリカに行くことは確定ではないことを強調する。だが、凌は「遅いよ、もうそんなの」「ズルいよね」と俯き、ビビを責めるような言い方で答えから逃げようとするのであった。
「ズルい」と言われて戸惑うビビ。人生の選択はうまくできるはずと唱えるが、凌からは「器用なんだね」と一蹴されてしまう。ビビが色々な選択肢があるということを一生懸命に伝えようとするが、凌は「こうやってやるんだよね、オッケーオッケー」と煽るような発言を残し、まるで話を聞こうとしなかった。しかしそのくせ、「でも一緒にいる時間は楽しいからいちゃう」と曖昧な関係は続けたい素振りを見せる凌。困り果てたビビは「終わらせる勇気がないからどうにかしてください」「まだ私たちにチャンスはあるかどうか」とこぼすした。凌は「…(あるかどうかを)を知りたいってこと?」「今?」と相変わらず答えを出す気がない様子。結局、ビビが「今じゃないほうがいい?」と譲る姿勢を見せて、結論は先に持ち越された。
女子部屋では、その日の凌の発言について女子会が開催される。そこで、凌が花に言っていたことと、ビビに話していたことに齟齬があったことが発覚。「花とビビには特別な気持ちはない」という凌の発言を知ったビビは、「超、今、腹立つ!」と吠え、顔を歪めた。すぐにばれる言動をとる凌に対し、ビビは「26歳まで生きてわかるでしょ! 普通に。いつも『26』とか言ってくるしさ、だったら考えてよ」と猛烈に非難。さらに「自分を守りたいって感情で動いているのであれば、ちょっと引く、すごく」と自分本位な凌に怒りをあらわにした。それに対して愛華もまた「(凌さんは)いい人でいたいみたいなのがありそうな気がする」「(凌さんがテラスハウスに参加した理由は)私はもう勝手に売名って思ってるよ」とキツい一言を浴びせる。花も「取り繕ってる感がすごい」と不満をぶちまけた。
凌は今まで“いい人”だったゆえに、余計に悪い印象へと振り切ってしまう。女子メンバーはここのところ仲が良好なだけに、凌が完全に悪者の敵と見なされるのに、時間はかからなそうだ。この不穏な空気を、凌、そして快やトパスは打破できるのだろうか。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter
■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント