トパスから感じる“スクールカースト”への異様な執着 『テラスハウス』第28話未公開映像

「思い残し症候群みたいなものを回収しようとしてる」(リリー・フランキー/28TH WEEK本編)。

 新住人インタビューの時点で、愛華が気になると語っていたトパス。「愛華さんって綺麗だし、工業高校でいうとヤンキー……一軍の人と付き合ってたような方だと思うので。3・4軍の自分から見て、憧れだし、単純にどういう人か知りたいですね」。

 トパスは、26TH WEEKで快やビビと共にテラスハウスに入居してきた新メンバー。両親がフィリピン人で、日本に来たのは8歳のときだという。入居当初は変に礼儀正しすぎて、他のメンバーとはなかなか打ち解けられず、どこか距離がある印象だった。特に、女性メンバーとは目を合わすことすら避けていたように見える。それは、トパス自身が「いまいち、女性との接し方がわからない」と話していたように、自分に自信がないゆえの“守りの行為”のように思えた。

 おそらくトパスは、「女性と何を話したらいいんだろうか。相手の女性を楽しませられるか不安。無言で気まずくなったらどうしよう……。『つまらない』って思われたら傷つく……」などの思いから、女性と接することに緊張を覚え、自ら避けているのではないだろうか。

 そんなトパスだが、恋愛に積極的な一面もある。27TH WEEKでは、入居前から憧れていた愛華をプレイルームに誘い、厳かな雰囲気のなか、しれっとデートの約束を取り付けていた。その後、28TH WEEKでは、改めて愛華をランチデートに誘い、二人きりの時間を満喫。実に幸福そうだった。このまま順調に行くかと思いきや、酔っ払ったトパスは突如、自身の闇を大解放し始める。「俺は愛情に飢えてる。誰からも愛されたことがないから、人を愛することは難しい」。持論を述べながら、ひどくやさぐれるトパスだったが、それに対してビビは「違う。自分のことを愛せないと人のことを愛するのは難しいと思う」と冷静に反論。最終的にビビから背中を押されたトパスは、翌朝、愛華に「愛華ちゃんにはめちゃくちゃ興味ある」とはっきりと告げ、「映画いつ行く? いつ空いてる?」と次のデートの約束まで交わすことに成功していた。

 トパスは、恋愛の話題になると必ず「自分は4軍だったから」「1軍への憧れなのかもしれない」など、スクールカーストを引っ張り出してくる。28th WEEKの未公開映像“The First Line Communication”でも、テラスハウスでお酒を飲みながら花とビビと談笑していたトパスは、愛華への想いを尋ねられ、「わからない。ただ単純に4軍としての1軍への憧れなのか、(純粋に恋愛として)気になるっていう気持ちなのか」と答えていた。また28th WEEK本編でも、愛華とランチデートに向かう道中の車内で、トパスは「学生時代、4軍・5軍にいた」と自分語りを始め、「愛華ちゃんは1軍にいそうな……」と評している。続けて、「高校時代の俺に言ってやりたいよ! 『いまお前は4軍・5軍にいるけど、真面目に生きてたら、こんないい車に乗って、隣に(1軍の)可愛い子乗せて』って」と口にしていた。

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