『いきなりマリッジ3』第5話ーー出会って10日目の新婚生活、新婦が涙の訴え&新郎は困惑
インタビューで、ヒナは相手と真剣に向き合えたことにホッとした様子で、「すっきりしました」と明るい表情を浮かべる。ジュンペイは、先生のように指摘しそうになるのをぐっと堪えたと本音をこぼしながらも、お互いの胸の内をさらけ合ったことで、最後はヒナの顔に自然と笑みが戻っていたことに安心しているようだった。
“新婚”生活11日目。内装の仕事のため、新宿から静岡に向かうジュンペイ。専業主婦志望のヒナは、部屋の隅々を掃除していた。ふと、テレビ台に置かれた婚姻届を見つけると、ヒナは「重い気がする、まだ」と苦笑い。そのまま、婚姻届に記載する「一緒に住む家の住所」の欄に視線を落としたヒナ。スタッフが「家とかどこに住むとか考えたことある?」と問うと、彼女は「静岡がいいな」と答えた。静岡はジュンペイの実家があるところだ。ジュンペイが望む「実家で一緒に暮らす」発想はないだろうが、ヒナの「静岡がいいな」という発言は、二人の今後を左右する重要な台詞になるのではないだろうか。
「婚姻届書くのはまだ早いって、どのタイミングで書きたい?」と聞かれたヒナは、「この人だったら何でも言えるって思ったときに、書ける、絶対」と笑っていた。
“新婚”生活12日目、夜に帰宅したジュンペイ。前日に婚姻届をテレビ台の上からこっそり移動していたヒナは、いたずらっ子のようにジュンペイを誘導する。ジュンペイの反応は、拍子抜けするほど軽かった。だが、「驚いてよー」と拗ねるヒナと「もう一回反応しようか?」とおどけるジュンペイは楽しそうだ。車を取りに行ったジュンペイを待つヒナは、「楽しい」と頬を緩めていた。
10日目の不穏な空気がなかったかのように、二人の仲は良好だ。ジュンペイが「ヒナのすっぴんはクオリティが高い」と褒めると、ヒナは照れ隠しからか「アゲてくんな」と悪態をついた。車内では、終始和やかなムードで会話が弾む二人。お台場に着くと、海を眺めながら、ジュンペイはヒナを優しく包み込む。その背中とヒナの明るい笑顔が印象的だった。
お互いの気持ちを正直に打ち明ける機会に恵まれた第5話。不穏な空気が漂う瞬間もあったが、最終的には二人とも幸せそうな雰囲気を纏っていた。しかし、ゲストの小林よしひさが「もう一山ありそう」と指摘していた通り、このまま穏やかにゴールインとはならなそうな予感がする。ヒナが“新婚”旅行先で呟いていたように、その一波乱によって二人の仲が深まればいいのだが。
■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。
■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
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