まふまふ&ヒカキンが語り合ったパイオニアとしての矜持 「我が道をどこまで行けるか」
最後に、今後の目標について語り合う二人。ヒカキンは「どれだけ先陣を切って続けられるかということですかね、やっぱり」と語る。続けて、「目標とする人って、あまりいなくないですか? そうなると、我が道をどこまで行けるかっていう。一周目を走っているじゃないですか、僕らって。どんな業界も“師匠”がいて、自分もそういう風に生きたいとか、道がある。でも、僕らにはそれがないから」と、“YouTuber”という道を切り拓いてきたパイオニアならではの苦悩も語った。まふまふも「人の轍(わだち)は歩けないですね。切り拓いていかねば!」とこれに同意。
ヒカキンから「まふまふさんみたいになりたいとか、YouTuberになりたいっていう若い子がたくさんいると思うですけど、そういう子に向けて伝えたいことはありますか」と問われたまふまふは、「結局、努力は必要だし、どこかで辛い思いをすることとか、壁にぶつかることは絶対にあるんですけど、ネットの時代だからこそ、誰にでも何にでもなれると思うんですよ。インターネットのおかげで、誰にでも可能性がある」と締めくくった。
ネット発のクリエイターとして、いまもシーンの最前線で活躍を続ける二人には、やはり共感できる思いが多かったようだ。その苦悩や真摯な姿勢が伝わる、充実した特集だった。
(文=向原康太)