『機動戦士ガンダム』ザクをプログラミングできるロボット教材、海外でも高評価
バンダイは『機動戦士ガンダム』に出てくるモビルスーツ(MS)「ザク」を組み立てて、プログラミングできる教材「ZEONIC TECHNICS」(ジオニックテクニックス)の販売予約を開始した。
日本では、小学校でプログラミング教育が必修になる2020年を間近に控えて注目されているが、すでに海外からも反響が聞こえてきている。
モビルスーツ「ザク」を開発する気分を体感
『機動戦士ガンダム』の世界観設定では、地球連邦軍を最後まで追い詰めた最大の要因こそ、ジオニック社が開発した巨大人型ロボット「モビルスーツ」の投入だった。
それまでの世界を一変させる、まさに革命的出来事であったモビルスーツ「ザク」を開発をするというSTEM学習教材が「ZEONIC TECHNICS」なのだ。
「STEM」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、端的に言えば理系科目と行ったとこだろうか。
小難しくて子供が頭を抱えてしまいそうなSTEM学習を『機動戦士ガンダム』の世界に入り込むことで、楽しみながら行うことができるのが大きな特徴だ。ジオニックテクニックスの対象年齢は12才以上で、小学校でプログラミングの基礎を学んだ後に、中学生が腕試しをするのにうってつけだ。
日本の未来「ソサエティ5.0」に合致
『Slashgear』は、日本政府が提唱するソサエティ5.0に合致するものだと指摘する(参考:https://www.slashgear.com/bandai-makes-stem-fun-with-algoroid-zeonic-programmable-robots-15595489/)。
近年は、テクノロジーの重要性が高まっているため、小さい頃に関連するテーマに触れた子供たちは、明らかに有利だ。日本が構想しているSociety 5.0の将来では、そのテーマは実際に必要になるだろう。教育者、学校、企業は、子供たちを科学や数学に順応させるべく、STEMカテゴリーを長い間、推進している。
そして何千年も前からある遊びの利点を生かして、ロボットでおもちゃとテクノロジーを組み合わせて、子供の注意を引くのは、良い方法だ。これは人型ロボットで、望むようにプログラムして動かすことができる。