PSVR2とPS5コントローラーの特許がリーク ワイヤレス接続&クラウドゲーム対応に?
PS5コントローラーはGoogle Stadiaを意識?
PS5対応コントローラーの特許もリークした。テック系メディア『BGR』が14日に報じたところによると、Sonyは直接クラウドゲームにワイヤレス接続できるコントローラーに関する特許を出願していた(下の画像参照)。こうした仕様が実際にPS5対応コントローラーに実装されると、レイテンシー(遅延時間)の短縮に大きく寄与すると考えられる。
「コントローラーからのワイヤレス接続」という仕様で思い出されるのは、Googleが提供するクラウドゲームサービスであるStadiaの専用コントローラー「Stadia Controller」だ。このコントローラーを使えば、Stadia対応デバイスへの接続がスムーズに行える。クロスプラットフォームなサービスには打ってつけのコントローラーだと言える。
現時点でSonyはクロスプラットフォームなクラウドゲームサービスを提供していない。しかし、同社は5月にMicrosoftとクラウドサービスを共同開発すると発表している。こうした二社が開発を進めるサービスは、Stadiaのようなクロスプラットフォームなものになる可能性が否定できない。それゆえ、ワイヤレス接続可能なコントローラーを開発していたとしても何ら不思議ではないのだ。
以上のようにSonyは、PS本体だけではなくその周辺機器もアップデートしようとしているのだ。ゲームストリーミングサービスが台頭しつつある現在では、ゲーム機業界の盟主であるSonyも大きな変化が求められているのだ。
トップ画像出典:TechSpot「Sony patent reveals major upgrades to the PlayStation VR 2, including an augmented reality mode」より画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi