『テラスハウス』東京編・第18話ーー“あるメンバー”が突然卒業、新メンバー・凌の登場で恋の火花?

『テラスハウス』東京編・第18話レビュー

「苦手なんだよね、みんなでワイワイみたいなの」

 まず、第18話の全体の流れを以下にまとめてみたい。

愛華とペッペ、湘南の海でデート

 到着するなり、早速水着に着替えて海に走り出すペッペと、そのあとを追う愛華。二人は、終始楽しそうにはしゃいでいた。その後、海辺のカフェでゆったりと食事を楽しみながら、会話に花を咲かせる。「ペッペに見つめられたら、みんな『ハッ! かっこいい〜』ってなっちゃうよ」(愛華)、「愛華もモテるでしょ? 可愛いから」(ペッペ)、「ペッペ見てると、人にハッピーを移せてると思う。だから、すごいな〜って」(愛華)とお互いを褒め合いながら、距離を縮めていく二人。ペッペが、テラスハウスに入ってからは、今日が初めてのデートだと口にすると、愛華は「わーい! 初めてもらっちゃった」と無邪気に喜んだ。最後には、「帰りたくなーい」と笑いながら拗ねる愛華。ペッペも「ね!」と共感し、二人は名残惜しそうにしつつも、最後に笑い合いながら記念のツーショットを撮影した。

翔平、テラスハウスを巣立つ

 夜、ダイニングでジップロックにスマホを入れながら、「水中にいる、俺を撮りたい」と口にする流佳。隣で聞いていた翔平が「俺もプール入りたいな」と乗り気になると、そのまま二人は家のプールで遊ぶことに。水中で動画や写真を撮って、声を出して笑いながら、ふざけ合った。

 男子部屋に戻ると、突然、荷造りを始める翔平。流佳が「どっか行くの? どのくらい? 撮影?」と尋ねると、翔平は「結構行く。撮影っていうか……明日、出ていく」と歯切れの悪い答え方で、テラスハウスからの卒業を打ち明ける。状況を飲み込めない流佳に、荷物を詰め込む手を止めずに、「苦手なんだよね、みんなでワイワイみたいなの……」と下を向きながら呟く翔平。流佳が「もし(その理由が)本当だとしても、なんで突然、明日なの?」と食い下がると、翔平は「思い立ったが吉日、みたいな?」と濁しながらかわす。

 ふと、顔を上げた翔平は、「居心地よくてさ、テラスハウス」と本音を語り始める。「めちゃくちゃ居心地よくなっちゃって、ホーム感がすごくなっちゃって……。でも、そのホーム感は、今はまだいらないというか。安心してすぐ、自分に甘くなっちゃうから」。続けて、「流佳のことが心配でたまらないけど、もう子どもじゃないもんね?」と笑い、「ありがとうね。超楽しかった」と照れながら、流佳に感謝を伝えた。

 次の日、まだ日が昇らない早朝、黒板に「みんな 今まで ありがとう 行ってきます」とだけ書き残して、静かにテラスハウスを去った翔平。雨のなか傘もささず、両手いっぱいに荷物を持って、歩き出した。

 流佳は目覚ましをかけて早朝に起きたが、間に合わず。香織と春花は翔平から直接卒業を告げられなかったため、驚きを隠せない。放心状態になる香織と、泣き出す春花。ペッペもまた「『サヨナラ』って言いたかった……。ショックだ」と悲しそうに俯いた。

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