『ポケマス』海外の反応は? 1000万DL記録も“興味を維持できるか”がカギ
株式会社ポケモンがディー・エヌ・エーと共同開発した『ポケモンマスターズ』が8月29日にiOSとAndroidでリリースされたが、わずか4日間で1000万ダウンロードを突破したことがわかった。9月3日に『Pokémon MASTERS』公式ツイッターが発表した。
「おかげさまで、ポケモンマスターズが世界で1000万ダウンロードを突破しました。パシオ(人工島)を楽しんでいますか。さらなる冒険を共に出来ることを楽しみにしています」
27か国でApp Store1位獲得と力強いスタート
『ポケモンマスターズ』は、パシオという人工島を舞台にして「ワールドポケモンマスターズ」出場を目指し冒険するというものだ。『ポケットモンスター』シリーズ歴代のポケモンとトレーナーが組んでバディーズと呼ばれるチームになり、3対3のリアルタイムバトルを行う。基本プレイが無料で、アイテム課金により収益を上げるモデルだ。
この『ポケモンマスターズ』は海外で、どのように受け止められているのだろうか。
モバイルのアナリティクスを行う『Sensor Tower』によると、27か国でApp Storeの無料ゲーム1位になっており、『Gamespot』は「まだ1週間なのに、既に強烈なスタートを切った」と報道(参考:https://www.gamespot.com/articles/pokemon-masters-has-already-hit-a-huge-milestone/1100-6469616/)。
ナイアンティックが共同開発した大ヒット作『ポケモンGO』が、1000万ダウンロードに到達するまでに要した時間は、当時の世界最速となる1週間だった。『ポケモンGO』は当初、リリースがアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドのみだったため、単純な比較はできないが、『ポケモンマスターズ』が好発進したことは間違いないだろう。
キャラクターの交差は類を見ない、欲しいキャラに大金注ぎ込む
『Nintendolife.com』は、細部に及ぶレビューを掲載(参考:http://www.nintendolife.com/reviews/mobile/pokemon_masters)。「これは、ポケモンを集めるのではなく、トレーナーを集めるゲーム。とてもシンプルなコンセプトで、戦いは非常に簡単だ」と報じている。
また、ゲームのストーリーについては、任天堂とDeNAが共同開発した『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に似ていることを指摘しつつ「メインシリーズのゲームでほとんど登場シーンのなかったキャラクターが、本来出会う機会のないキャラクターと会するのは、ファンにとっては素晴らしいことだ」と絶賛。同作にスタミナシステムがないことで、リチャージを待たずに、またはステージで特定のアイテムを収集しなくても、好きなだけプレイできることも歓迎している。
現状、それぞれのゲーム内で人気のキャラクターが全て実装されているわけではなく、さらに魅力的なキャラクターが今後も追加される予定。欲しいキャラクターを手に入れることを期待して、プレイヤーは大金を費やす可能性もある。
オンラインで協力プレイを行う「マルチプレイ」に関しては、3人のプレイヤー全員が接続されているため、標準的なバトルよりも多少遅くなり、プレイの速度を上げることはできない。しかも、各プレイヤーがポケモンを3匹ずつ持っているため、1人プレイとは全く違った戦略が必要だ。