Nintendo Switch『ASTRAL CHAIN』海外先行レビュー:アクションとストーリーの融合を高評価
散見する小さな欠点
以上のように『ASTRAL CHAIN』に対して海外メディアは賛辞を述べているものも、若干の欠点も指摘している。そうした欠点は、以下の通りだ。
・ストーリーはキャラクターやアクションほどクールではない(『KOTAKU』)
・ときどきキャラクターの動きが不正確に感じられることがある(中略)。幸いなことに、こうした欠点はゲームの中核的体験を損うことのない偶発的なフラストレーションに過ぎない(『Game Spot』)
・『ASTRAL CHAIN』の主な欠点は、(主人公キャラクターとレギオンを別々のプレイヤーで操作する)協力モードが今ひとつなこと、そして戦闘中にときどき起こる見辛いカメラアングルだ(『SCREEN RANT』)
・戦闘時にはときどき複雑なコマンドを入力する必要がある(中略)。新規プレイヤーには(一部の入力を自動化できる)守護モードをおすすめする(『SHARK NEWS』)
以上のような欠点は、ゲーム全体の評価を著しく下げるようなものではない。それゆえ、欠点らしい欠点はないともいえる。
まとめると、『ASTRAL CHAIN』はユニークなバトルシステム、プレイヤーを没入させるストーリー、そして「クールジャパン」を感じさせるビジュアルが三位一体となった完成度の高いタイトルといえるだろう。そして、同タイトルはNintendo Switchブランドをより盤石なものとするに違いないのだ。
トップ画像出典:YouTube「ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン) CM」より画像を抜粋
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi