ゲーム実況者レトルト、大型イベント『LEVEL.5』特番の放送事故について説明 視聴者から感謝の声
8月11日、人気ゲーム実況者のレトルトが自身のYouTubeチャンネルで「放送事故を起こしました」というタイトルのラジオ動画を公開した。
ことの発端は8月10日20時よりTwitterのライブ配信サービスPeriscopeを使用して行なわれる予定だった特番『LEVEL.5-FINAL- 大発表特番』が配信トラブルにより、4秒で終了してしまうという“事故”だった。
『LEVEL.』シリーズは、2016年に第1回となる『Level.1』が開催されて以降、ほぼ1年おきに開催されているゲーム実況者の一大イベントだ。レトルトをはじめ、キヨ、フジ、牛沢、ガッチマンといった人気ゲーム実況者が一堂に会し、昨年の『Level.4』では過去最大規模となるさいたまスーパーアリーナを観客が埋め尽くすという、巨大なイベントに成長している。
今回の『LEVEL.5-FINAL- 大発表特番』は、2020年2月の開催が決定している『LEVEL.5』の詳細が発表されるとあって、ライブ放送前にもかかわらず、なんと約17万人もの視聴者が来場する盛り上がりを見せていた。が、原因不明のトラブルによって配信がうまくいかず、延期されることに。そこで、状況がわからないファンに対し、レトルトが当日の出来事と今後について、説明する動画をアップする運びとなった。
レトルトはまず「とてもとても悲しいことが起きてしまいました」と当日を振り返りつつ、暗い動画にするのではなく笑い話にしたいという思いで動画を撮っていると切り出した。これまでニコニコ生放送やAbemaTVを通じて特番を放送してきたが、今回は新たな媒体として、Twitterの生放送で配信することになったとレトルト。先日レトルト、キヨ、牛沢、ガッチマンの“自称”日本トップ4のメンバーのTwitterアカウントに公式マークがつき、トレンド入りも果たすなど話題になったが、これは今回の生放送を実施するにあたって付与されたものだと、嬉しそうに語っていた。
そして話は生放送で起きたトラブルについて。当時、スタジオにTwitterの関係者がいなかったため、原因を特定することができずかなり緊迫していたという。仕方なく次の放送枠で8時半に行うことになったが、それでもうまくいかず、再度チャレンジしようと試みるも思った通りに動かなかったためやむなく中断したと、生放送が延期に至るまでの経緯をざっと説明した。
さらにレトルトは「今回の件は仕方のないこと」と前置きしつつ「ここからが映画のような面白い話がある」として、放送終了後に発覚した恐い事実を明かした。生放送では『LEVEL.5』の日程や場所など詳細を発表する予定となっていたのだが、この生放送を終えた直後、23時に『LEVEL.5』のホームページが自動更新される予定になってらしいのだ。すべての情報がホームページ上で明かされたあとでは、延期を決めた生放送の意味が限りなく薄れてしまう。そのことに気づいた番組スタッフが急いでホームページの制作担当に連絡するも、会社が夏休みに突入しており、不通だったという。
その後、八方手を尽くしつつ、なんとか更新30分前にホームページ制作会社のスタッフがつかまり、急いでタクシーで会社まで行ってもらい、更新を停止することに成功。しかし、23時まで残り10分と一刻を争う事態だったようで、レトルトは「放送中止が決まった後のほうがギリギリだった」「爆弾処理班さながらの状況」と振り返っていた。