東京五輪の5G計画が日韓関係悪化で暗礁へ? 頼みの綱は「5G iPhone」早期リリースか
考えうる複数の結末
日本は、2020年7月下旬に開幕するオリンピックを、5G携帯サービスや8Kビデオ放送などの次世代技術のショーケースにするはずだった。『VentureBeat.com』はこのことについて、「ソニーやシャープなどの国内テクノロジー企業が5G端末の発表で韓国や中国の競合企業に大きく遅れをとっていることもあり、日本にとって、5Gへの移行は困難だ」としている(参考:https://venturebeat.com/2019/08/05/japans-2020-5g-plans-may-be-delayed-by-south-korea-trade-conflict/ )
来年までには「貿易問題が解決する」「他社の5Gハードウェアが利用可能になる」「日本がオリンピックでの5Gローンチ計画を断念する」といったいずれかの道に進むことになるだろう。
「他社の5Gハードウェアが利用可能になる」という点については、AppleがメモリーやディスプレイなどiPhoneの主要部品の供給を韓国のSamsungから受けているため、現地調査を行なっているとされる。彼らが2020年に発表予定とされている5G iPhoneは2020年秋口と予想されるが、オリンピックを前に発売を前倒しする可能性がないわけではない。
(画像=PhotoAC)
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。