任天堂がシャープ製ディスプレイ「IGZO」採用 噂の『Switch Pro』に実装か?

Switch Proが登場する“確かな証拠”

 以上のようなIGZOを実装する候補と見られるSwitch Proは、あくまで開発されているという噂があるに過ぎず、本当のところはよくわかっていない。こうしたなか、イギリスのタブロイド紙『The Sun』電子版が7日に公開した記事は、Switch Proが開発されている「確かな証拠」をつかんだと主張している。

The Sun「WIN-TENDO! Nintendo fans think they’ve unearthed clue that proves secret ‘Switch Pro’ console exists」

 同記事によると、Nintendo Switchを分解してチップ等が接合されているマザーボードの型番を見ると、「ODIN(オーディン)」というコードネームが確認できる。オーディンとは、北欧神話における第一の主神を意味する。

 つぎにNintendo Switch Liteを分解してマザーボードに刻印されているコードネームを探すと、「VALI(ヴァリ)」の文字が確認できる。ヴァリも北欧神話の神のひとりであり司法を司っているのだが、オーディンの息子のひとりである。

 慧眼を持っている読者諸氏であればお気づきであろうが、北欧神話のなかで最強を誇る神の名前がまだコードネームに使われていない。その神の名前とは、「THOR(ソー)」である。ソーもまたオーディンの息子であり、ハンマーを武器にして戦う戦神である。ソーに関しては、映画シリーズMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の主要キャラとして登場するソーによってその知名度が高まった。

 コードネーム「オーディン」を継承するものは、やはり「ソー」をおいて他にはいない。そして「ソー」の名を刻印したゲーム機は、高性能ディスプレイであるIGZOを武装するのが相応しいのではないだろうか。

トップ画像出典:Nintendo Switch 公式サイトより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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