『ファイアーエムブレム 風花雪月』は、教師として&一人の人間として生徒を導く
任天堂は7月26日、Nintendo Switch用ソフト『ファイアーエムブレム 風花雪月』を発売した。
教師となって生徒を導く2部構成のストーリー
任天堂がファミリーコンピュータの時代から誇るシミュレーションRPG作品『ファイアーエムブレム』は、中世風のファンタジー世界を舞台に兵士が戦いを繰り広げるストーリーと、能力やステータスの異なる各ユニットを操る戦略性の高いバトルシステムで現在も人気の絶えない作品だ。
その最新作『ファイアーエムブレム 風花雪月』では、プレイヤーが士官学校の教師として「アドラステア帝国」「ファーガス神聖王国」「レスター諸侯同盟」の3国から集まった未来ある生徒を指導することになる。とある事情で傭兵から教師に転向した主人公は、果たして生徒を一人前の兵士として導くことができるのだろうか。プレイヤーが受け持つ学級に応じてその後の展開が変わる仕様に注目しよう。
本作のストーリーは、生徒の育成を通して物語の始まりを描く「士官学校編」と、それから5年後の未来に起こった大規模な争いを浮き彫りにする「戦争編」の2部構成。特に第2部では戦争という国際上の問題により、同じ学び舎で生活を共にした生徒同士が剣を交える……といったシリアスな展開もあり得るだろう。
■主要キャラクター例
主人公(CV:小林裕介/伊藤静)
ソティス(CV:黒沢ともよ)
エーデルガルト(CV:加隈亜衣)
ディミトリ(CV:石川界人)
クロード(CV:豊永利行)
レア(CV:井上喜久子)
ジェラルト(CV:大塚明夫)
炎帝(CV:不明)
タレス(CV:不明)
学び舎で生徒と向き合う教育システム
プレイヤーが教師となって指導にあたるのは、「黒鷲の学級」「青獅子の学級」「金鹿の学級」の計3つ。どの学級も個性豊かな生徒が揃っており、プレイヤーに対して自分の意思をハッキリと伝えてくる者も少なくない。一人一人の生徒と向き合って学習目標を設定し、戦闘に役立つスキルの習得を促す。または生徒の得意分野を見出し、才能をさらに開花させる。こうした生活を送るうち、生徒から感謝されて本当の教師になったような気分が味わえる……なんてことも。
ステータス上昇やスキル習得に関わる生徒指導のほか、優秀な生徒をスカウトして自分の学級に迎え入れたり、親睦を深めたい生徒と交流会を開くことも可能。釣りや作物栽培などのアクティビティも充実しているため、プレイヤーは比較的自由に行動できる。いずれにせよ、本作から導入されたこの「教育」システムは、過去作品のキャラクター育成システムを大幅にアップデートしていると見て間違いないはずだ。