『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』世界大会東京ROUNDレポ 必殺技の応酬に大興奮!

 6月15日、東京都文京区の「日本サッカーミュージアム」にて、スマホゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』の世界大会「DREAM CHAMPIONSHIP 2019」の東京ROUNDが開催された。

 『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』は、大人気サッカー漫画『キャプテン翼』をモチーフにした2017年よりリリースされているスマホアプリ。主人公の「大空翼」に、原作でお馴染みの「岬太郎」や「若林源三」、さらには、ブラジル代表の「カルロス・サンターナ」、ドイツ代表の「カール・ハインツ・シュナイダー」といった多彩なキャラクターの中から自分好みのメンバーを選出して『夢のイレブン』を編成し、オンライン対戦ができるサッカーゲームだ。3Dによる流麗なモーション、「スカイラブハリケーン」「ドライブシュート」といったファンにはたまらない必殺技の数々、そして、フィールド上における駆け引きの面白さによって現在、原作同様に世界的人気を博している。

 「DREAM CHAMPIONSHIP 2019」は、ゲームの開発元・KLab株式会社が主催する大会。世界4都市で実施されるオフライン予選大会の優勝者4名と、アプリ内で実施されるオンライン予選の上位12名を合わせた総勢16名が、9月14日に東京で行われる決勝大会に臨み、世界NO.1プレイヤーを決めるというものだ。なおオフライン予選大会は、4月13日に開催されたドバイROUNDを皮切りに、今回の東京ROUND、7月6日開催予定のパリROUND、8月開催予定の香港ROUNDと進んでいく。

 東京ROUNDは、16名によるトーナメントで争われる。KLab Sound Teamによるゲーム楽曲を奏でるオープニングステージ、司会の井上マー、アシスタントの眞嶋優による概要説明、原作者・高橋陽一氏による「翼の生まれた日本での熱い戦いを期待しています!」という激励のビデオメッセージが流れた後に16名の猛者たちが登場し、それぞれに意気込みを語った。

 トーナメント第一回戦(ラウンド16)が始まると、早速、各選手が手塩にかけて作り上げてきたチーム同士が激突した。

 その中で最大の盛り上がりを見せたのは、今年3月にアプリをダウンロードしたばかりという紅一点のプレイヤー・♥マミタス♥選手の試合。経験値で上回るHIDE選手を相手に果敢に攻めていき、後半28分、解説者も「ちょっと遠いかな……」と首をかしげるロングレンジから奇跡的にシュート決めて、1-1の同点に持ち込んだ。

 そのまま延長戦に突入し、再度リードを奪われるも延長前半終了間際、またしても超高難易度のシュートをゴールネットに叩き込んで、同点へ。実況者からは「諦めちゃいけないですね。キャプテン翼から僕は何を学んできたのかと。♥マミタス♥選手から学びました」と評される場面も。

 PK戦では、4本中3本を真ん中に蹴るという強心臓ぶりを見せて、見事勝利を収め、観客を大いに沸かせていた。試合後の勝利者インタビューにて♥マミタス♥選手は「次もなるべく頑張ります……」と控えめに一言。一方、敗れたHIDE選手は「会場の空気も判定もアウェイでしたね(笑)」と苦笑いを浮かべた。

 その後、トーナメント第二回戦(準々決勝)、準決勝と進んでいき、決勝に進出したのは、準々決勝で♥マミタス♥選手を0-4と圧倒した有力プレイヤー・KOJI選手と、トーナメント第一回戦で優勝候補筆頭と目されていた黄金世代の鼓動選手を破ったダークホースの田中さんDL選手。

 試合は抜きつ抜かれつの激戦の末、1-1でPK戦へ。4本目まですべてのシュートがゴールネットを揺らし、両者一歩も譲らぬ展開。しかし、運命の5本目。先攻だったKOJI選手がミスをし、続く田中さんDL選手がシュートを決めたため、軍配は田中さんDL選手に上がった。

 優勝者インタビューで田中さんDL選手は「誰が勝ってもおかしくなかったので、運が良かったかなと思います」とコメントし、優勝記念の盾を誇らしげに掲げていた。

■こじへい
1986年生まれのフリーライター。芸能・スポーツ・音楽・カルチャーのコラム・リリース記事から、ゲームのシナリオ、求人広告まで幅広く執筆中。

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