PlayStation VRにて国内配信開始! さっそく『Beat Saber』で遊んでみた

 2回目にしてすっかり操作に慣れた筆者であったが、クリア直前でゲームオーバーに。次はクリアできそう……音楽に合わせてテンポよくノーツを切っていけると、そんな気持ちにすらなってくる。結局、3回目もクリアできず何度か続けたところで、ようやく「Easy」モードをクリアできた。

 ゲーム初心者にとっては、この“クリアできそう”という感覚が非常に重要だ。筆者がこれまで没頭したゲームには必ず“クリアできそう”という感覚があった。強敵が立ちはだかってゲームオーバーしたとしても、何かしらの手応えはあって、“次はこうすればクリアできるんじゃないか”と諦めずに続けていけたのだ。とはいっても、簡単すぎればいいというわけでもない。“クリアできそう(でもできない)”というこの微妙な塩梅が、ゲーム好き問わず万人の心を掴んでいくのではないだろうか。実際に、筆者は音ゲーが苦手であるにもかかわらず同ゲームにドはまり。「Hard」モードまでチャレンジできるようになっていた。『Beat Saber』は、視覚や触覚を通じた楽しさもしかり、難度のバランスも素晴らしいゲームなのだ。

(文=北村奈都樹/©2019 Beat Games. All Rights Reserved.)

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