翌日、メンバーは「夜って距離が縮まるじゃないですか」というでっぱりんの提案でキャンプへ向かう。だがこの決断が、地獄のような光景をもたらす引き金になってしまう。

　キャンプ場までが遠く、機嫌が悪くなるでっぱりん。到着し、メンバーは各自で荷物を運ぶが、不服なでっぱりんは「歩くん？」と文句を言う。メンバーたちを気遣い、ドライバーさんが荷物を運んでくれたが、そこで聞こえてきたのが「来させろ車を！」という言葉だった。これに頭にきた井上ディレクターが、でっぱりんを注意する。

　だが「そんなことを言ってない、気悪い」と話が噛み合わない。というのも、実はこの発言はモアがしたものだった。井上ディレクターはシーズン１のでっぱりんを見ていたため、「でっぱりん=暴言を吐く」というイメージが定着していたのだ。

　そもそも、「スタッフのことは忘れて7人の世界で恋を育む」という番組のコンセプトに忠実に従っているでっぱりんは、濡れ衣まで着せられてしまい怒りが収まらない。最後に八木ディレクターに対し、「八木、水」と言い放ったでっぱりんに、井上ディレクターが「八木はお前らのアシスタントじゃないんだよ！」大激怒。ここから大喧嘩が勃発してしまった。

　「車の事とか色々言ってきて何が言いたいの？」「ちゃんと誰が言ったのか聞いたのか？」から始まり、番組コンセプトに忠実に沿って参加したなら、キャンプ場が遠く歩かなければいけないことに不満も言うだろう、元気に楽しく向かうという台本があるのか？と井上ディレクターを問い詰めるも、話が噛み合わず、「話が通じない、もう話すことない」とテントに戻りそのまま戻って来なかったでっぱりん。楽しいキャンプがまさかこんなことになるとは誰も予想していなかっただろう。次回、無事でっぱりんの怒りは収まるのか、引き続き見守りたい。

（文＝平岩知花）

『あいのり：Asian Journey』シーズン2
■配信開始日：
2018年11月1日よりNetflixにて独占先行配信開始
2018年12月1日よりFODにて配信開始
■スタッフ：　
プロデュース・演出：西山仁紫（共同テレビ）
プロデューサー： 飯田礼聖（共同テレビ）
エグゼクティブプロデューサー：坂本和隆（NETFLIX）／清水一幸（フジテレビ）／石川綾一（フジテレビ）
■制作著作：フジテレビ
■制作協力：共同テレビ
■URL：https://www.ai-nori.net/（『あいのり：Asian Journey』公式サイト）
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