『あいのり:AJ』第11話 でっぱりんが番組ディレクターにブチギレ「元気に楽しく、という台本があるのか?」

 ウズベキスタンの伝統的生地「アドラス」を使った衣装を試着するメンバーたち。トムは思いを寄せる桜子が「中性的な人が好き」と言っていたことを思い出し、アピールするために女性用の服を身に纏って登場する。

 でっぱりんとの大喧嘩で心を閉ざしていたトムだが、桜子がメンバーに加わってから一変。笑顔も増え、スタジオメンバーも「よかった〜!」と安堵の声を漏らしていた。

 だがあまり芳しくない表情のメンバーがひとり。そう、モアだ。モアはトムの弱っている姿に心を打たれていたため、「なんだか違ったかもしれない……」と思い直したようだ。

 だがモアに思いを寄せるDr.モリモリにとっては、これが好都合だ。桜子を呼び出し、恋愛相談。医者のDr.モリモリは今まで理系の答えがある世界の中で生きてきており、国語やアートのように答えがない世界は初めてだと語る。「ピカソとかモアの……」と”モネ”と”モア”を言い間違えてしまうほど思いが強くなっているようだ。

 翌日、メンバーは「チャイハナ」という中央アジアの伝統的な座敷スタイルのレストランで食事をとる。そこで飛び出したトークテーマが「恋人に求める条件」だった。皆、夢や目標、やりたいことがある人など、それぞれに語り始めると、様子がおかしくなるでっぱりん。それを察したAIがでっぱりんを連れ出した。

 でっぱりんは、思いを寄せる英クンの「お互いがしっかり目標や夢を持っている人がいい」という言葉が刺さってしまったようだ。それに対してAIは「俺も夢なし族だ」と語り、「楽しいと思うのはその時々で興味を持ったことをやる」と語り、「でっぱりんはどういう時が幸せ?」と尋ねる。

 「自分の感情にそのまま動けた時が幸せ」と答えるでっぱりんに「いいじゃんそれで。なんの問題があるん?」と優しくフォロー。「逆に夢あるやつがぐうたらしてる時がムカつく! 夢追いかけてる時が楽しんでしょ?って言いたくなるよね」と語るAIにでっぱりんも納得。「夢なし族がおってくれて良かった」といつの間にか笑顔に戻っていた。

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