ローランドが『CES 2019』出展の新製品発表 YouTuber向けのストリーミング・ミキサーなども

 ローランド株式会社は、アメリカで開催される世界最大規模の家電見本市『CES 2019』に出展する新製品の情報を続々と公開した。

 まずは、YouTuberなど出演者自身でプロ・クオリティの番組をつくることができる、ライブ配信に最適なフル・ハイビジョン対応のAVストリーミング・ミキサー『VR-1HD』。こちらは、YouTuberなどが自身で思い通りに音と映像を演出してライブ配信できるもので、カメラ、スマートフォン、パソコンなどを接続して最大3つの映像を切り替えたり、複数の映像を組み合わせた画面構成にするなど、番組配信のための様々な機能がある。

製品プロモーション動画

 また、対談などトーク番組の出演者の声、音楽のビート、予め設定した時間に合わせて映像などを自動的に切り替える機能を新たに搭載。声をロボット・ボイスや異なるキャラクターの音声に変えたり、残響を加えたり、拍手などの効果音を加えることもできる。

 2つ目の電子キーボード『GO:PIANO88』(ゴーピアノはちじゅうはち)は、アコースティック・ピアノと同じ幅の弾きやすい88鍵盤を搭載しながら軽量で持ち運びやすく、本格的なサウンドやアプリとの連携で楽しく演奏や練習ができるもの。本格的なサウンドとピアノ・タイプの鍵盤を搭載し、Bluetoothでスマートフォンやタブレットと連携して楽しめる、『GO:PIANO』(2017年5月発売)のコンセプトを受け継いだ。

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 さらに、「ツインピアノ」機能を使えば、鍵盤を2つに分け、同じ音域で2人が同時に演奏することも可能なほか、Bluetooth機能を備え、オリジナルの無料アプリ「Piano Partner 2」に対応。タブレットで内蔵曲の楽譜を表示したり、オンライン上の無料レッスンのコンテンツなどと一緒に『GO:PIANO88』で演奏して楽しむことができ、スマートフォンに保存した音楽を再生しながら『GO:PIANO88』を演奏することも可能。

 3つ目の『GO:PIANO with Alexa Built-in』(ゴーピアノ・ウィズ・アレクサ・ビルトイン)は、Amazonの音声サービス「Alexa」を搭載し、声でさまざまな操作ができる電子キーボード。本格的なサウンドとピアノ・タイプの鍵盤を搭載しながら小型・軽量で、気軽に演奏でき、Bluetoothでスマートフォンと連携して楽しめるほか、以下のような操作も可能だ。

・演奏の録音/再生やメトロノームの拍子の変更など、本体の機能を声で操作
・基準ピッチの変更、演奏する音域の変更など、さまざまなピアノの設定
・「音当てゲーム」などの機能を、「Alexa」に話しかけることで操作
・演奏を録音してクラウド上に保存
・「Echo」 などスマート・スピーカーを用意せずに、電子キーボード本体に搭載のスピーカーで「Alexa」を使用(Amazonプライム会員であれば、音楽配信サービス「Amazon Music」も利用可能)

■製品概要
品名:AVストリーミング・ミキサー『VR-1HD』
価格:オープン価格
発売時期:2019年3月下旬
初年度販売台数(国内/海外計):5,000台

品名:電子キーボード『GO:PIANO88』
価格:オープン価格
発売時期:2019年3月上旬
初年度販売予定台数(国内/海外計):13,000台
製品ページ:https://www.roland.com/jp/products/gopiano_go-88p/

品名:電子キーボード『GO:PIANO with Alexa Built-in』
価格:未定
発売時期:2019年秋予定
※製品の基本的な仕様は「GO:PIANO」と同様 https://www.roland.com/jp/products/gopiano_go-61p/

■「CES 2019(International Consumer Electronics Show)」 開催概要
会場:米国ネバダ州・ラスベガスLas Vegas Convention and World Trade Center(LVCC)ほか
開催期間:1月8日~11日(米国時間)
当社ブース番号:18230 (LVCC Central Hall)
公式ウェブサイト:http://www.ces.tech/
※ローランドのブースでは、『GO:PIANO with Alexa Built-in』ほか、声で操作できる電子楽器を展示し、新しい音楽の楽しみ方を紹介する。

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