【インタビュー】ボンボンTV、連続ドラマ『最後のねがいごと』を本日より配信 その見所は?

ボンボンTV『最後のねがいごと』本日より配信

 人気YouTuberグループ・ボンボンTVが連続ドラマ『最後のねがいごと』を発表。本日12月20日19時より、ボンボンTVのYouTubeチャンネルにて毎日1話ずつ公開となった。本編集部では、都内某所で行われた試写会に参加した。

 本作品の舞台は、クリスマスを1週間後に控えた高校だ。映画部に所属している3年生の菊池なつみ(なっちゃん)は、同じく映画部の耀太(よっち)、⾥佳⼦(りっちゃん)、絵⾥(えっちゃん)と共に、12⽉25⽇に締め切りとなる「⾼校⽣フィルムバトル」の映画撮影と、大学受験に追われ慌ただしい時期を迎えていた。一方、同じ高校の市川千聖(いっちー)は幼馴染の新聞部・鳴沢朱鈴(なる)のネタ探しに付き合わされ、12⽉26⽇に取り壊しが決まっている旧校舎にいると噂されている幽霊を探しにいくーー。青春のワクワクや切なさが詰まったドラマになりそうだ。

 編集部では、ボンボンTVメンバーとプロデューサーの畑中嘉彦氏に、本ドラマの魅力や撮影秘話などを聞いた。

 ボンボンTV&プロデューサーインタビュー

ーー今回の企画が立ち上がった経緯から教えてください。

畑中嘉彦(以下、畑中):今年の1月に登録者100万人を達成し、YouTuberとしては節目の年に挑戦やチャンネル自体も拡張していこうと1年間走ってきました。その中で『ボンボン学園』という企画をやっているのですが、1クラスくらいの人数がいるので、ドラマ的なことができないかと、当初は夏公開を予定に進めていました。脚本を作って行く内に盛り上がり規模も大きくなったため、冬公開となり今回の形になりました。

ーー脚本はどんなふうに制作していきましたか?

よっち:最初は堀内さんという方にお願いして、そこからおかざきさとこさんと一緒に制作していただいたのですが、「このメンバーってこういう人だ、きっと将来こうなるだろう」という図をインプットさせていただいて、それを元に構成していただきました。きっとこの人は違う世界ではこういう名前だろうなとか、名前も一文字モジっていたりしながら作っていただいたんです。実際に演じてみた感想としては、本当に高校生時代の”よっち”って感じで、昔の自分をそのまま演じる感覚というか、自分自身が役に近かったと思います。

りっちゃん:みんな近いキャラクターだったね。

いっちー:動画を見てくださったり、調べてくださったのかなと思うような脚本でした。

ーー試写会でHiROKi監督が「読み合わせの際はどうなるかと思った」とおっしゃっていましたが、みなさん演技力もあってそのようには感じませんでした。

えっちゃん:演技未経験者が多くて、最初は会話のキャッチボールができなかったんです。本当に国語の音読みたいな感じでした(笑)。

ーー演技力はどのように向上していったのでしょうか?

よっちさん:演技ワークショップに通ったり、ひたすら読み合わせをしました。あとは撮影するうちに気持ちが入ってきましたね。

ーーなっちゃんさんは演技経験者ですが、自分が引っ張っていこう、という意気込みはありましたか?

なっちゃん:そんなことはなく、むしろ引っ張られてばっかりでした。試写会で出来上がった作品を見て、自分は主役をやらせていただきましたが、周りがいてこそ成り立っているなと感じました。

【MV】『ねがいごと』ボンボンTV連続ドラマ「最後のねがいごと」主題歌/なっちゃん

ーー主題歌の「最後のねがいごと」も担当していますね。

なっちゃん:私が演じた”なつみ”のことを歌った歌詞なのかなと思います。でも自分自身にも刺さる部分があったり、背中を押されるような気持ちになりますね。

ーー撮影中、印象に残っているエピソードも聞かせてください。

なっちゃん:すごく申し訳なかったのが、良いシーンの途中の最後でお腹が鳴って「やばい!お腹なっちゃった!」っていう顔をしちゃって……(笑)。

よっち:いつもは全て自分たちでやるんですが、カメラマンさんがいて、気が付いたらできてる、という感覚は全然違うものでした。現場はすごく穏やかで、撮影日数が5日間くらいだったのですが、子供に戻ってみんなで修学旅行に行ったような感覚で、それが思い出に残っています。

えっちゃん:YouTube動画では、こんなにタイトなスケジュールで1日ぶっ通しで撮影することはないので、今までの撮影の中で一番時間がかかっています。改めて、力を入れて一つの作品を作るのって、こんなに時間がかかるんだなと思いました。

よっち:あとはみんなバラバラで撮影していたので「これが本当に繋がるのかな」って不思議でしたね。

いっちー:YouTubeの編集って間をなるべく切るんですが、演技は間を作って、それがそのまま流れるというのが、個人的にとても新鮮でした。

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