今年のベストゲームはどれ? 『The Game Awards 2018』受賞作を大予想

続いて美術賞“Best Art Direction”を予想!

続いてアートディレクション賞のノミネート作を紹介しよう。

・『アサシン クリード オデッセイ』
・『ゴッド・オブ・ウォー』
・『オクトパストラベラー』
・『レッド・デッド・リデンプション2』
・『Return of the Obra Dinn』

 日本からは“HD-2D”のグラフィックでピクセルアートの味と美しいグラフィックを両立した『オクトパストラベラー』がノミネート。

 そして、この部門では徹底した歴史考証で古代ギリシャ世界を再現しきった『アサシン クリード オデッセイ』も忘れてはいけない。筆者は本作をギリシャの歴史書片手にプレイしたが、遊ぶほどに再現度の高さに感心させられた。「この道端にやたらと置いてあるオッサンの石像は、ヘルメス柱像と言ってお地蔵さんのようなものなのか……」と古代ギリシャ美術について学びながらプレイすれば、気分はまるで観光旅行。

ちなみに本物のヘルメス柱像は柱の前面にヘルメスのお○んちんがついている。

 『レッド・デッド・リデンプション2』も温度によって馬の睾丸のサイズが変わる、食べ過ぎると太るなど、ゲームらしいインタラクティビティのある美術表現に、ただならぬこだわりが感じられる。

 私の予想では、受賞作は『アサシン クリード オデッセイ』! 理由は“狩猟の女神アルテミスに胸毛を抜かれ、その部分の胸毛が生えてこなくなった”という逸話を持つサイクロプス・ブロンテスの胸をゲーム内で確認したところ、しっかり胸の部分にアザがあったから。どこまでやるんだUBI。

抜かれた部分以外の胸毛も生えてないのは、不格好なのでムダ毛を処理したからだろう。

受賞作発表は日本時間で12月7日10:30から

 さて以上、GOTYほか2部門の受賞作の予想をお届けした。今回予想した作品は以下の通り。

GOTY:『Marvel’s Spider-Man』
Best Narrative:『ゴッド・オブ・ウォー』
Best Art Direction:『アサシン クリード オデッセイ』
(『The Game Awards 2018』は他にも多くの部門が存在するが、文字数と既プレイのゲームの数を考慮して今回は3部門の予想にとどめた)。

 受賞作は日本時間で12月7日の午前10:30から発表される。発表後の速報記事はリアルサウンド テックでも配信する予定だ。受賞作を確認して未プレイのゲームがあれば、年末年始の休暇に遊んでみるのはいかがだろうか。

■脳間寺院
ほんとうはゲームライターを集めて受賞作予想座談会を行い、外した人は罰ゲームとかやりたかったのだが、担当編集に「うーん……ちょっとナシですね(笑)」とやんわり断られてしまって残念。2/3以上当てられなければ、自主的に罰ゲームやります。
Twitter:@noomagame

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