窪田正孝のヒモ観察日記や、千葉雄大の艶ショットも TVドラマのインスタブランディング

 ドラマにおいて公式Twitter、公式Instagram(以下、インスタ)の開設が、視聴者の作り手をつなぐツールとして欠かせなくなってきている。視聴率とともにSNSでの反応は作品の注目度を決める1つの指標であり、各作品が趣向を凝らしアカウントの運営を行っている。

 オフショットの投稿が定番となっているインスタ。『高嶺の花』(日本テレビ系)の公式アカウントでは、宇都宮龍一役を務める千葉雄大のセクシーショットが話題に。龍一をイメージした生け花とともに大胆にも背中を出したショットや濡れた髪をあげたプールでの写真にコメント欄は「千葉くんの色気が止まらない!」といった声が多く上がっていた。

 『チア☆ダン』(TBS系)インスタでは、土屋太鳳を中心としたROCKETSの集合写真や練習中の風景などが収められている。部活に情熱を捧げる高校生たちを切り取った一枚に「頑張れ! 応援してます!」「毎週元気をもらっています」とエールをもらっている視聴者が多い様子。どの投稿も10000以上のいいねが付いており、安定した人気の高さもうかがえる。

 また、最近では、番組オンエア直前に、オフショットを投稿する以外にも、様々な番組で公式インスタの“コンセプト作り”が行われているのが特徴的だ。なかでも公式以外にもうひとつアカウントを持つドラマが増えてきた。『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の「武蔵の部屋」、『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)のチエリのアカウントは、本編との相互性や登場人物のよりパーソナルな部分を垣間見ることができ、話題となった。

 『ヒモメン』(テレビ朝日系)でも、公式ともうひとつ「himo_watcher」というアカウントが登場。「ヒモ観察日誌。ヒモメン・碑文谷翔の“生態”をコッソリ観察」というコンセプトのもと、春日ゆり子(川口春奈)の家に転がり込んだヒモ男・碑文谷(窪田正孝)の実状が写し出されている。Tシャツ、ハーパンという“ヒモ定番のスタイル”でベットに寝転ぶ姿や、ボサボサの髪と無精髭を生やした窪田の姿を投稿。さらには愛読誌である「パチンコマックスマガジン」、行きつけの居酒屋、ゆり子の先輩に「IT企業の社長です」と見栄を張った姿までが晒されている。

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