Xiaomiが“ほぼタブレット”なスマホ「Mi Max 3」発表 日本での販売は期待薄も、高コスパが魅力

 中国のスマートフォンメーカー・Xiaomiが、大画面ディスプレイが特徴のミッドレンジスマートフォン「Mi Max 3」を発表した。「Mi Max」シリーズはいわゆるファブレットサイズの大きなディスプレイを搭載しているのが売りだ。「Mi Max 3」も例に漏れず、6.9インチの“ほぼタブレット”なスマートフォンとなっている。


 今回発表された「Mi Max 3」は前モデルで採用されていた従来のアスペクト比「16:9」ではなく、現在のトレンドである縦長ディスプレイの「18:9」を採用した。ディスプレイ解像度は2,160×1,080ドット(IPS液晶)。本体サイズは176.15×87.4×7.99mmで、片手で持てるサイズだと謳っている。

 SoCにはQualcommのSnapdragon 636を搭載し、内蔵ストレージは64 / 128GB、RAMは4 / 6GBから選べる。バッテリー容量は5500mAhで、Qualcommの急速充電であるQuickCharge 3.0をサポートする。これにより1時間で0%から71%まで充電することができるため、充電を忘れた日の朝などでも活躍しそうだ。

 メインカメラは1200万画素と500万画素のデュアルカメラ仕様。デュアル・像面位相差AF(Dual PDAF)に対応させることで、素早いフォーカスを実現した。インカメラは800万画素からなり、AIが景色や人物を判別し、最適な写真を撮影できるようサポートしてくれる。

Mi Max 3で撮影した夜景

 生体認証は、背面の指紋センサーとAI FaceUnlock(顔認証)に対応。インターフェイスは3.5mm オーディオジャック、USB Type-Cを搭載。Wi-Fi規格は802.11 a/b/g/n/ac、BluetoothバージョンはBluetooth 5.0をサポートする。サポートするバンド帯域はFDD-LTE(1/3/4/5/7/8/20)、TDD-LTEで(34/38/39/40/41)となる。

 価格は4 GB RAM / 64GB 内蔵ストレージモデルが1699人民元(約28,000円)、6GB RAM / 128GB 内蔵ストレージモデルが1999人民元(約33,000円)で、中国市場では7月20日に発売されている。日本で正式に販売されることはなさそうだが、相変わらずの高コスパで注目を集めるだろう。

ソース:Xiaomi / MIUI Redefining Android

■佐々木翼
モバイル製品などのガジェットに詳しいフリーライター。
モバイルメディアの「ガジェットギーク」も個人運営している。
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