5Gを活かした新しい観戦スタイルに期待

　選手の動きやボールの軌跡と言ったスタッツデータは機械的に処理される。直接5Gの技術を使っているわけではないが、これらの情報を含めた映像などの全体データを送信するために今回、5Gが使われているという。LTEでも送信はできないことはないが、やはり速度や映像のクオリティが大きく落ちてしまうとのこと。今回のリアルタイムでの迫力ある映像やデータを楽しむことができたのは、やはり5Gの大容量通信があってこそ実現したものと実感した。

　5Gについては様々な用途が検討されているが、今後についてもスタジアムソリューションとして新しい観戦体験ができるコンテンツの提供を考えていきたいとのこと。また5Gだけでなく、LTEの拡張も考えているとのことで、ドコモは様々なニーズに応えていくという。

　2020年の東京五輪も近づくなかで、5Gを含む新たな技術が、スポーツ観戦の楽しみを革新していきそうだ。

■ミノシマタカコ
WEBコンテンツ業界で企画・ディレクションを経験した後、フリーライターに。現在は幅広いジャンルでお仕事中。
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