『ラストアイドル in AbemaTV』第2試合はサムサムvsLaLuce 竹中夏海が阿部菜々実を絶賛

 『ラストアイドル in AbemaTV』(AbemaTV GOLDch)が6月17日、放送された。

 ラストアイドルは秋元康プロデュースのもと、昨年2017年8月にスタートした同名オーディション番組から生まれたアイドルグループ。同番組から1期生としてLaLuce、Good Tears、シュークリームロケッツ、Love Cocchi、Someday Somewhereの5ユニットが誕生。2ndシーズンではシングル表題曲を賭けたユニット対抗プロデューサーバトルを行い、秋元康プロデュース・シュークリームロケッツが勝利した。現在、テレビ朝日系で放送中の3rdシーズンでは12の椅子を奪い合う入れ替えバトルの2期生オーディションを開催中だ。

 今回、AbemaTVを舞台に行われるのは、プロデューサー対決の第2弾。前回に引き続き、秋元康、指原莉乃、つんく♂に加え、後藤次利、近田春夫の2名を新たに迎えた表題曲を賭けたバトルが今回から生放送で繰り広げられる。毎週2組がパフォーマンスを披露し、視聴者数と審査員2名(倉田真由美、竹中夏海)の合計3票で勝敗をジャッジしていく。

 前回の第1試合では、指原莉乃プロデュースによるLove Cocchiと近田春夫プロデュースのGood Tearsの対決で、Good Tearsが勝利を収めた。今回の第2試合では、秋元康プロデュースのSomeday Somewhereと後藤次利プロデュースのLaLuceの対決が行われる。

 先行のLaLuceは、5月29日に都内某レコーディングスタジオにて、後藤自らがピアノを弾き、ノウハウを注ぎ込んでいた。今回後藤が作曲した楽曲には、ラストアイドルの審査員も務めながら、世界的ギターリストでもあるマーティー・フリードマンがギター演奏で参加。後藤が「勝ち抜いてフルで披露する時はマーティーに弾いてもらいたいよね。その時は、俺も隅っこでベース弾く」と約束する一幕も。褒めて伸ばすタイプの音楽職人・後藤は、5人を野球のボールに例え、それぞれの個性あるボールで三振を取りに行くと宣言した。

 披露する楽曲タイトルは、「Everything will be all right」。一人ひとりが色もデザインも違った衣装を纏い、ギターとシンセをメインとした、タイトルが示す通りにポジティブな歌詞の楽曲だ。披露し終えたメンバーの長月翠は、「新しいLaLuceをみなさんに初披露できたし、みなさんの顔が笑顔だったので私たちも楽しくできました」とコメント。審査員の倉田は「普通の子からアイドルに脱皮できましたね」と成長したパフォーマンスを評価し、竹中はセンターを務める阿部菜々実の凄さを改めて絶賛し、ファーストシーズンでの入れ替え制バトルを経て、ユニットとしてまとまりができたことにも触れていた。さらに、後藤による楽曲については、倉田が「今までにないかっこよさを秘めた曲」と話し、竹中はかっこよさが際立つ楽曲にファンがコールと拍手を抑えたことをポイントに挙げた。

 2番手のSomeday Somewhereは、6月7日に秋元から楽曲の書き下ろしの歌詞が配られた。間島和奏は「自分たちに置かれた境遇を歌詞にしてくれた」と嬉しそうに話す。振り付けは1日で叩き込まれ、歌詞に合わせた振り、ファンと気持ちを合わせて踊る振りが特徴的だという。

 楽曲タイトルは、「いつの日かどこかで」。〈100万回負けたって/この夢を諦めることはない〉という歌詞は、2ndシーズンにて一度も勝利をつかむことができなかった彼女たちの境遇を表している。ロングスカートに純白の衣装、Dメロでは一人ひとりが倒れていき、大サビでは振り向き様に〈100万回勝つことが/人生の目的ではないんだ〉と歌われる歌詞が印象的だ。

 パフォーマンスを終え、清原梨央は「歌いながら今までのSomeday Somewhereの歩んできた道を思い出したんですけど、その時にもそばにいてくれたのはファンのみなさんなので、この気持ちがファンのみなさんに届いていたら嬉しいです」とこみ上げる思いをファンへと伝えた。審査員の倉田は「グループの透明感が出た楽曲」とコメントし、竹中は「振り付けがドラマチックで素敵だったのと、倒れるところも間島さんが残って、みなさんが立ち上がるところもグループを表していた」と解説した。

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