スマホゲームの生配信に必要なものは? 荒野行動、PUBG Mobile用コントローラーには注意点も

荒野行動、PUBG Mobile用コントローラー

 動画配信するのであれば、今話題のバトロワゲームに焦点が当たる。『荒野行動』や『PUBG Mobile』を生配信し、人気を博している実況者も多い。そんなバトルロワイヤルゲーム向けに、コントローラーが多く販売されている。だが、最適化された専用のコントローラーを安易に使うのは避けたほうがいいかもしれない。

 みなさんは「チート」というものをご存じだろうか。和訳すると「ズル、だます」といった意味なのだが、ゲームにおける「チート」とは不正行為を使ってゲームを有利にプレイすることを指す。一般的なゲームのチート行為と言うと、不正なプログラムを利用し、アイテムを無限に使ったり、壁の向こうの敵が見えたり(ウォールハック)、照準を敵に自動で合わせたり(オートエイム、エイムボット)などを実現するものだ。だが、世の中には「ハードウェアチート」という言葉がある。その例としては「画面の真ん中に印をつける(照準を合わせやすくなる)」「コンシューマー機でマウスやキーボードを使う(コントローラーよりも早く標準を合わせることができる)」「コントローラーにボタンを増やすアタッチメントを使う(ボタンが押しやすくなり、有利になる)」などが挙げられる。これらは、プログラム的な不正ではないため、ゲーム側からは検出できず、一緒にプレイしているユーザーですら、気づかない可能性のほうが高い。

 だが、これらの行為はゲームの公平性を低下させるとして、タブーとされている。「そんなの人の勝手じゃん!」という意見もあるかもしれないが、公平性が低下するのは確かで、「それは一種のチートだ!」という主張にも一理ある。個人で使っていても問題にはならないかもしれないが、不特定多数に向けてプレイを公開する「生配信」となると、一般的なプレイ環境で行うのが無難と言えそうだ。

まとめ

 10年ほど前まではゲーム機以外でゲームをプレイすること自体のハードルが非常に高かったが、現在は「スマホ」で手軽に楽しめる時代となった。そして、動画配信のハードルもぐっと下がり、上記のような少ない投資で、誰でも本格的な動画配信ができるようになってきている。それだけに、ゲームを楽しむ前提となるマナーの重要性も高まっており、機材選びについても視聴者への配慮を忘れずに、配信を楽しんでほしい。

■tomokin
スマホとPCがないと生きていけない引きこもり系ガジェットオタク。普段はスマホやスマホ関連のガジェット、パソコン、ゲーミングデバイス、オーディオ製品などのレビュー記事をブログに投稿しています。サイト:https://tomokin-gadget.com

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