Apple「WWDC18」直前予想! OSアップデートはAR関連に期待も、ハードウェア発表は望み薄?

望みが持てる製品も

 以上のようにハードウェアに関する発表については、あまり期待できない。しかし、前出のThe Vergeの記事は、まだ発表の可能性が残っているハードウェアをふたつ挙げている。

 ひとつめは、次期iPhone SE(iPhone SE2)である。iPhone SEが発表されてから2年以上経過しているので、新型iPhoneシリーズの発表は9月という近年の慣例を破って、同機種の発表があるかも知れない。

 もうひとつは、ワイヤレス充電器「AirPower」だ。同製品は、昨年9月にiPhone 8/8 PlusとiPhone Xが発表された時に、リリース予定であることが明かされた。その後、同製品に関する続報がないので、WWDC18で何らかの発表があることが待ち望まれている。

 まとめると、今年のWWDCではソフトウェアに関する発表はAR新機能のように注目すべきものが予想されるが、ハードウェアに関する発表は望み薄と言わざるを得ない。とは言え、思わぬサプライズがある可能性も否めず、来週の発表を楽しみに待ちたい。

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。
Twitter:@kohkiyoshi

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