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Google、スマートスピーカー出荷数で初めてAmazonを抜くーー市場は4強体制に突入

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 近年急速に成長しているスマートスピーカー市場をけん引してきたのは、Amazon Echoを投入してこの市場を切り開いたAmazonである。その後、GoogleもGoogle Homeをリリースしたことでこの市場の認知度が高まった。そんな同市場におけるレースで、新展開が起こった。Googleが初めてAmazonに勝ったのだ。

世界三大市場はアメリカ、中国、韓国

 調査会社のCanalysは5月23日、「GoogleがAmazonを打ち負かし、スマートスピーカー市場で首位に」と題されたレポートを発表した。これによると、2018年第1四半期の世界におけるスマートスピーカ出荷数は、Googleが320万台に対して、Amazonは250万台であった。GoogleがAmazonをスマートスピーカー出荷数で上回ったのは、同市場の調査が開始されて以来、初のことである。

2018年第1四半期の世界市場におけるスマートスピーカー出荷数 画像出典:Canalys

 スマートスピーカー出荷数を国別で見ていくと、1位はアメリカで410万台、2位は中国で180万台、そして3位は韓国の73万台であった。中国が大きな市場となった理由は、中国の大手オンラインショッピング企業のAlibabaとスマホメーカーのXiaomiがそれぞれ自社製スマートスピーカーを中国向けに販売しているからだ。また、韓国はイギリスを追い抜いて3位の座についた。

4強時代に突入

 企業別シェアに関しても、新時代に突入したと見ることができる。同市場黎明期の2017年第1四半期では、Amazonが79.6%と圧倒的なシェアを占めていたのに対し、Googleは19.3%であった。しかし、直近の2018年第1四半期においては、Googleが36.2%で首位となり、Amazonは27.7%と2位に後退した。そして、3位にAlibaba、4位にXiaomiがランクインし、上位4社で同市場全体の約83%を占める結果となった。

2017年第1四半期と2018年第1四半期のスマートスピーカーの企業別シェア 画像出典:Canalys

 企業別の成長率を見ても、Googleの躍進ぶりがうかがえる。2017年第1四半期から2018年第1四半期までの1年間で、Googleは483%(つまり5倍近く)成長したのに対して、かつての盟主Amazonは8%しか成長していない。ちなみに、この期間中にスマートスピーカー市場は210%(つまり2倍以上)成長している。

 Googleが躍進した理由として、同社がインドのような新興市場を開拓したことを同レポートは指摘している。さらにCanalyのアナリストBen Stanton氏は、運送業者や小売業者は直接的な競合企業であるAmazonのスマートスピーカーよりGoogleのそれを好む傾向にある、と語っている。同氏はGoogleとAmazonは今後もタフにシェアを争うだろう、とも予測した。

      

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