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究極のGSグループ。敢えてこう呼びたい。GSブーム最盛期の67年に登場し、グループサウンズの基本要素の１つ１つをスケール・アップ、というより大げさにすることによって、社会現象まで巻き起こした。
まず、その衣装……王子様のようなフリンジ・ルックは、現代風にいえばコスプレ。そして、中性的ムードとメルヘンチックな歌詞でキモい音世界を展開。さらには、"失神ステージ"だ。メンバーがライヴ中に感極まって気を失うというステージングは、そのうちファンの大量失神を引き起こし、教育委員会までをも巻き込んでの騒動となる。
代表曲は「ガールフレンド」「ダンシング・セブンティーン」「スワンの涙」……。タイトルだけでも鳥肌モノだが、このわかりやすさが多くの少女たちのハートを鷲掴みにしたのだろう。
GSブームの終焉と共に人気も下降線を辿り、71年に解散。なんだか現在のヴィジュアル系バンドと酷似しているような気が……。