『VIVANT』二宮和也の“弟バディ”役は必然だった? 『流星の絆』『浅田家!』との共通点

『VIVANT』二宮和也の“弟バディ役”は必然?

 いよいよ最終回が目前に迫る日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の第2シーズン。別班員5名の拉致に始まり、バルカで乃木(堺雅人)と冒険をともにした野崎(阿部寛)の裏切りなど、視聴者を驚愕させる展開が何度も繰り広げられてきた。

 そんな本作の盛り上がりが最高潮に達したのは、やはり囚われた黒須(松坂桃李)たち別班員を助けるために、ゴルバドにあるシンシーのアジト・シャキ城に乗り込んだ奪還作戦だろう。まさかの復活を遂げた新庄(竜星涼)や作戦の要を担ったチョッキー(オーム・タナパック)、乃木たちの危機に颯爽と現れたチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)など、それぞれのキャラクターが思わぬ場所で活躍する姿も印象的だった。

 要所でシンシーとの激闘が繰り広げられるなか、特に前作とは異なる一面を随所で見せてくれたのがノコル(二宮和也)だった。第1シーズンでは互いに異なる世界で生きてきたベキの息子として相見えたが、第2シーズンでは新たな敵に打ち勝つために、乃木と協力し合う兄弟としてバディを組んだ。乃木を「兄さん」と呼ぶノコルの弟感は回を重ねるごとに増しており、初めは対立していた2人が一致団結して、困難な作戦に挑む姿には胸が熱くなった。

 奪還作戦においては、テントの最強部隊「Y2K」のメンバーを引き連れて、戦いの舞台となるゴルバドにも参戦。自ら現地に乗り込んで、別班員たちを助けに向かう乃木たちを後方からサポートし、城を脱出する仲間を追いかけようとする敵組織のメンバーを足止めするなど、並外れた射撃の腕前も披露した。

 彼のスキルは戦いだけではなく、駆け引きが必要な交渉の場でも活かされる。オルコ村の村長との話し合いでは、シンシーに怯える彼の心に火を灯すように、「先祖たちが苦労して築き上げたこの村を、自分たちの誇りを、自分たちの手で取り戻さなくていいのか」と訴えかける。さらに、奪還を成功させるためにひとり残ったチンギスをなぜ助けないのかと叫ぶチョッキーには「黙ってろって言ってんだろ!」と一喝するなど、父親であるベキ譲りのカリスマ性を見せる場面も多かった。ノコルを演じる二宮和也が醸し出す独特の親しみやすい空気感はこの役の弟感とも上手く調和しており、第2シーズンで色濃く描かれた兄弟の絆をより鮮明に映し出すことに貢献している。

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