『ポリティカルパン』はドラマの新たな“試金石”に? 野木亜紀子×北野拓P再タッグへの期待
石原さとみ主演、野木亜紀子脚本の連続ドラマ『ポリティカルパン』(フジテレビ系)が、10月7日より放送されることが決定した。本作は、架空の国・ニッポニアを舞台に、政界に潜り込んだ怪盗が“政治の金”を盗み出していく“怪盗エンターテインメント”。
石原さとみ×野木亜紀子が8年ぶりタッグ 『ポリティカルパン』10月期フジ水10ドラマ枠で放送
石原さとみ主演、野木亜紀子脚本によるオリジナルドラマ『ポリティカルパン』が、フジテレビ系水10枠にて10月7日より放送されること…石原と野木がタッグを組むのは、2018年放送の『アンナチュラル』(TBS系)以来約8年ぶり。また、プロデューサーの北野拓は、野木とは『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』(NHK総合)、『フェンス』(WOWOW)に続き3度目となる。
ドラマライターの成馬零一氏も、人気クリエイターが集結した本作の座組みに期待を寄せる。
「野木さんは『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系/以下、『逃げ恥』)のヒットで脚本家として名が知られるようになりましたが、それ以前は“原作ものの名手”のような評価を得ていました。当時から“オリジナルはやらないのかな”と期待していたら、『逃げ恥』のあとに『アンナチュラル』、『獣になれない私たち』(日本テレビ系)、『フェイクニュース』と立て続けに良作を手がけていき、“野木亜紀子作品”というブランドを確立していきました。だから『ポリティカルパン』は、『アンナチュラル』の流れももちろんですが、『フェイクニュース』の北野プロデューサーと再タッグであることも注目に値します」
また、『アンナチュラル』については「その後のTBSドラマの社会派エンタメ路線に繋がっていった」と当時の評価を振り返る。
「『アンナチュラル』以前の評価からすると、野木さんがオリジナル作品でどこまで伸びるかは未知数だったわけですが、そう思っていたところに出てきたのが『アンナチュラル』で、これが1話完結のドラマとしてものすごく出来が良かった。解剖医が不自然死(アンナチュラル・デス)を検査するなかでさまざまな事件に繋がっていくかたちで、良作の刑事ドラマのように楽しめる。それに第1話でMERSコロナウイルスを扱っていたことで、放送終了後も大きな話題になりました。そういう意味では今でも古びていません。また、『MIU404』(TBS系)や『ラストマイル』など複数作品と同じ世界観を共通するというのは、ある意味アニメっぽい作りですよね。細かい設定を作り込んで、そこで動いているキャラクターを描くセンスもある。演出の塚原あゆ子さん、新井順子プロデューサーとも『アンナチュラル』で組み、その後のTBSドラマの社会派エンタメ路線に繋がっていったと考えると、原点ともいえる作品ですね」