“仕掛ける側”から“傷つく側”へ 内田理央、年齢とともに変化してきた役柄への本音

オンとオフの波をコントロールできるようになった

ーー物語の構造上、同じシチュエーションを何度も繰り返すシーンが出てくると思います。撮影も大変なことになりそうですね。

内田:スケジュール表を見て、もう絶対大変な現場になるなと覚悟しています(笑)。「1日のうちに、第1話から第4話までの同じ場面を全部一気に撮ります」みたいな日が出てくる予感がしていて。同じ出来事を繰り返すにしても、莉乃自身の心境や知っている情報の量によって、演じるときの気持ちは絶対に変わってくる。そこをシーンごとにどう明確に切り替えて演じ分けるかが、今回の私の最大の頑張りどころになると思っています。

ーー精神的にも肉体的にもタフさが求められる現場になりそうです。内田さんご自身は、仕事や私生活で「追い詰められたとき」はどうやって対処していますか?

内田:私はめちゃくちゃ周囲に騒いじゃうタイプです(笑)。家で1人で静かに思い悩むんじゃなくて、「ちょっと聞いてよ、今めっちゃ大変なんだけど!」って、信頼できる仲の良い友人たちに自分のストレスを撒き散らして発散します。

ーー1人で抱え込まないのは、メンタルを保つ上でも素晴らしい方法ですね。

内田:そうしないと、自分で一度落ち込むと再生不可能になるまで病んでしまうのが分かっているんです。だからキャパオーバーになりそうになったら、自分から周囲に助けを求めて、なるべく物事を明るくポップに解決できるように動いています。それでも、毎年必ず「セリフが覚えられない!」ってどこかの現場でパニックになって、マネージャーさんに泣きついている気がしますけど(笑)。

ーー近年、連続ドラマでの主演や責任あるポジションを任される機会が非常に増えています。キャリアを重ねるなかで、お仕事との向き合い方に変化はありましたか?

内田:プレッシャーはもちろんありますけど、自分でオンとオフの波をしっかりコントロールできるようになりました。「この大変な撮影を乗り越えたら、絶対にご褒美として旅行に行くぞ!」って決めておいて、その楽しみのために頑張る。苦しいばかりだとお仕事って続かないので、私生活の中に楽しい予定を意図的に組み込んで、バランスを取るようにしています。

ーー30代を迎えてから、演じるキャラクターの毛色も変わってきた印象があります。

内田:たしかに30代になってから、今回の作品のように「不倫されて傷つく側」の役がすごく増えました。20代の頃は、逆に「不倫を仕掛ける敵側」の派手な役をいただくことが多かったので、新鮮ではあるんですけど、傷つく役って精神的にすごくきついんですよね(笑)。毎回現場でボロボロにされるので。でも、お互いの役が全力でぶつかり合ってこそ作品が盛り上がると思うので、そこは覚悟を決めて挑んでいます。

ーー内田さんが座長を務める現場は、いつもスタッフさんやキャストの笑い声が絶えないと評判です。現場の空気作りで意識していることはありますか?

内田:私の性格的に、みんなで一丸となって物作りをする空間が大好きなんです。主演という肩書きはありますけど、基本的には「俳優部の一員」として、みんなと横一列のチーム感でいたい。もちろん、自分が一番一生懸命に前を走らなきゃいけないという責任は持ちつつも、現場の空気はできるだけ明るくしたいので、いつも誰よりも周りのみんなに話しかけて喋り倒しています(笑)。

ーー最後に、本作にちなんで内田さんの「理想の夫婦像」を教えてください。また、ご自身の結婚願望に変化はありましたか?

内田:私にとっての理想は、とにかく「きちんと話し合える夫婦」です。何か問題が起きたときにお互いが無理をせず、ちゃんと本音を言い合って、二人の折り合いをつけながら進んでいける関係が素敵だなと思います。ただ、自分の結婚願望については……こういうドロドロした作品をやればやるほど、どんどん夢がなくなって失われていきます(笑)。周りの同級生たちもバリバリ自由に働いている子が多くて焦りもないので、ダークな作品でついたイメージを払拭するためにも、いつか最高にハッピーエンドな、誰も傷つかないお正月のホームドラマみたいな作品にも出てみたいです!

■放送情報
ドラマプレミア23『夫を殺したはずなのに』
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて、7月6日(月)スタート 毎週月曜23:06~23:55放送
U-NEXT、Leminoにて、各話放送終了後から第1話〜最新話まで見放題配信
TVerなどにて見逃し配信
出演:内田理央、渡邊圭祐、箭内夢菜、曽田陵介、小林亮太、丹生明里、紺野まひる、山下容莉枝
原作:『夫を殺したはずなのに』赤石真菜・デジタル職人/CLLENN・テレビ東京
シリーズ構成:市川貴幸
監督:飯塚健、棚澤孝義、的場政行
音楽:海田庄吾
オープニングテーマ:the bercedes menz「morning star」(VAP)
エンディングテーマ:Nowlu「ハナセナイ」(Lantis)
チーフプロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)
プロデューサー:倉地雄大(テレビ東京)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
制作プロデューサー:中島八慶(ファインエンターテイメント)
制作:テレビ東京/ファインエンターテイメント
製作著作:「夫を殺したはずなのに」製作委員会
©︎「夫を殺したはずなのに」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/korohazu/
公式X(旧Twitter):@tx_premiere23
公式Instagram:@tx_premiere23
公式TikTok:@tx_premiere23

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