2026年春アニメMVP女性声優3+1選 “大人気”鈴代紗弓、“脅威の新人”永瀬アンナら

鈴代紗弓

 鈴代紗弓はここ数年、怒涛の勢いで人気を伸ばしている女性声優のひとり。今期も多くの作品でメイン級の役柄に抜擢されていたが、そのなかでも特筆したいのが『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』の主人公・上伊那ぼたん役だ。

 同作は湿度の高い百合アニメとして大きな話題を呼んだが、そのなかでもぼたんの果たした役割は大きかったように思われる。彼女は酔うと色っぽく大胆になるという体質で、頬を赤くしながら大胆に攻め立てる“稀代の女たらし”。原作の時点で十分破壊力の高いキャラクターだったが、鈴代の演技はそれを一層引き立てている。

TVアニメ『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』PV第2弾|金曜24時~放送中

 また『カナン様はあくまでチョロい』で演じたジャンヌも、ある意味“魔性系”のキャラクターだった。設定上は聖女なのだが、ナイスバディのドジっ娘できわどいシーンも多数。そこに鈴代の声が乗ったことで、魅了されてしまった視聴者も多いのではないだろうか。

声色の使い分けでギャップを巧みに表現するのが鈴代の得意技だが、その演技力にはますます磨きがかかっている印象。夏アニメでは『サンダー3』で初の男の子主人公を演じる予定となっており、今後の活躍からも目を離せない。

神月柚莉愛

『クジマ歌えば家ほろろ』©紺野アキラ/小学館/クジマ製作委員会

 若手声優でユニークな活躍を見せていたのは、神月柚莉愛だ。神月は『崖の上のポニョ』のポニョ役を演じていた元子役で、その後アイドルとして活動。近年は役者としての仕事に力を入れている。

 またアニメの出演本数は多くないが、今期は『クジマ歌えば家ほろろ』のクジマ役として大きな爪痕を残した。

 同作は鳥のような謎の生物・クジマと男子中学生の主人公・鴻田新が繰り広げるホームコメディ。クジマはロシア出身という設定で、ロシア系なまりの独特な日本語を話す。甲高い声でまったりとしゃべったり、ハイテンションでまくし立てたりと、奇妙でありつつも愛らしい姿を見せている。

TVアニメ『クジマ歌えば家ほろろ』メインPV|2026年4月からTOKYO MX、MBS、BS-TBS、AT-Xにて放送開始

 さらに作中ではクジマが本場仕立てのロシア語を発するシーンも。神月にとっては初めての挑戦だったそうだが、ロシア語の監修・発音指導を受けつつ、流暢なロシアを披露していた(※2)。

 一風変わった設定のキャラクターを好演してみせた神月だが、この経験によって演技の幅が大きく広がったはず。その実力を別の作品でも活かしてくれるのが楽しみだ。

 以上、本稿では春アニメで存在感を見せつけた4名の女性声優を紹介した。落語に打ち込む女子高生や魔性のヒロイン、ロシア語を話す謎の生き物など、彼女たちが演じた役柄はきわめてバリエーション豊か。まもなくスタートする夏アニメでも、演技とキャラクター性が噛み合った“ハマり役”が出てくることを期待したい。

参照
※1. https://mantan-web.jp/article/20260619dog00m200082000a.html
※2. https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1780037547

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